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Monster Attacking Crew(通称MAC(マック))は、ウルトラシリーズに登場する組織。

概要 編集

モロボシ・ダン隊長の指揮するレギュラー部隊は「宇宙パトロール隊」と呼ばれる。

アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・アジアの主要都市上空にそれぞれの本部基地である宇宙ステーション、通称「MACステーション」を構え、宇宙船の航行の安全確保と、怪獣や宇宙人の襲来をいち早く察知、撃退することが任務である。地上の主要地域にも拠点となる基地は存在する(第44話)が、メインベースはあくまでも宇宙ステーションである。また、物語の構成ゆえ、今までの防衛チームに比べて活躍の機会が少ないように見られやすく、隊員の入れ替わりが多い他、殉職者もかなり多く出ている。ただし、第39話までの殉職者は全てMACの一般隊員であり、精鋭である宇宙パトロール隊では歴代特捜チーム同様、特に犠牲者は出ていなかった。しかし、第40話でシルバーブルーメの急襲でモロボシ・ダンとおゝとりゲン以外の全隊員が殉職し、全滅した。途中降板した前半の隊員達の消息は不明。

主人公が所属する防衛チーム本部自体が怪獣に捕食されて消滅したという事態は極めて衝撃的な事件だった[1]

アジア本部基地 編集

全長143m、全高118mの円錐型の宇宙ステーション基地で日本上空400kmに静止し、100名の人員が勤務している。内部には、隊員たちが勤務する司令室と居住設備をはじめ、マッキー各機の格納庫や発進ゲートなどを備える。有事の際には、大気圏内に降下して戦闘することも可能だが、武装などの詳細は不明。 第40話でシルバーブルーメに飲み込まれてしまった。

装備 編集

隊員服 編集

男性隊員は、オレンジ色の生地にシルバーのラインをあしらった2ピースのマックスーツを着用し、出動時には右胸にマックガンのカートリッジを5本差し込んだシルバーのマックジャケットをスーツの上に着込む。女性隊員の場合は前作『ウルトラマンタロウ』のZATと同様のミニスカート状のワンピースタイプが採用されており、オレンジとホワイトを基調としている。白川、桃井は基地内でオレンジのベレー帽を着用しているシーンが初期には見られた(明確に確認できるのは白川が黒潮島のSOSをダンに伝えるシーン、東京湾の異常潮位を桃井が報せるシーンとダンがゲンに隊員を紹介する場面)が無帽のシーンもある。地上での戦闘時には男性隊員共々ヘルメットを着用している。第1話から登場している隊員にのみ、制服の右肩と腕に背番号が付いている他(第11話から登場の平山隊員のみ例外的に背番号3)。

銃器類・特殊装備 編集

マックヘルメット
隊員達が、戦闘時に被るヘルメット。頭頂部の角状のアンテナで、さまざまな電波をキャッチし、超小型通信機を内蔵する。
マックシーバー
怪獣探知機能を備えた腕時計型通信機。MAC全滅後の第42話にも登場。
マックガン
MAC隊員が所持している標準携帯銃。カートリッジで炸裂弾など様々な特殊弾を撃つことができ、レーザー銃にもなる。
マックバズーカ
第39話でババルウ星人攻撃の際に使われた大型バズーカ砲。強力砲弾を放つ。
マックブラスター
後方支援型の特殊レーザー銃で、形状がマックロディーのマックレーザーと似ている。
マック特殊銃アトミックレーザー5
持ち運びが可能な中火器(劇中未使用)。
マックナイフ
第11話から登場したハイマンガンスチール製の特殊ナイフ。主に宇宙人との格闘時に使われるが、第13話でバイブ星人に悪用されたこともある。歴代ウルトラシリーズにおける防衛隊の武器の中でもこのような近接戦闘用の装備は極めて珍しい。
特殊ハイスピードカメラ
第13話でダンが等身大で透明状態のバイブ星人を発見し、実体化させる際に使った特殊高性能カメラ。

航空機 編集

マッキー1号
全長:82m 全幅:48.4m 重量:96t 最高速度:光速の98.9% 乗員:10名
小光子力で動く超大型宇宙船。普段はMACステーションにドッキングしており、マッキー2号や3号、マックモールやマックシャークを中央のコンテナに格納するが、劇中でマッキー1号から他のメカが出撃することはなかった。劇中に登場したのは第1・3話のみであり、第40話ではシルバーブルーメの襲撃で、ステーション上部にドッキングしているため、真っ先に破壊されてしまった。
マッキー2号
全長:25m 全幅:25.5m 全高:5m 重量:45t 最高速度:マッハ4 巡航速度:マッハ4 乗員:4名
主力中型戦闘機。マッキー3号と共に戦闘によく出る。高速機動性に優れたロケット状の胴体部のα機と静止滞空性に優れた翼部のβ機の2機に分離することが可能。特殊ミサイルや特殊麻酔弾などが武器。また、α機は先端にレーザー砲を装備している。設定上では乗員4名だが、第2話ではβ機に青島隊員と桃井隊員が搭乗している他、第27話ではα機部分にダン隊長、ゲン、白土隊員の3名が搭乗しているため、実際は乗員5名である。3号共々第40話でシルバーブルーメに捕食されるが、後にレオによって体内から引きずり出された。
マッキー3号
全長:12m 全幅:7m 全高:3.2m 重量:8t 最高速度:マッハ5 乗員:2名
小型戦闘機、ただし小型とはいえ全長21.55mのF-106戦闘機との編隊飛行シーンを見る限り同機よりかなり大きな機体である。主にダン隊長が乗り込む。完全空中静止が可能で、機体下部のランチャーから発射するミサイルやレーザー砲などが武器。第13話ではダン隊長がこの機体でバイブ星人に体当たり(『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』では「マッキーアタック」と表記)して倒した。2号共々第40話でシルバーブルーメに捕食されるが、両機共々体内から引きずり出された。
マック特殊ヘリコプター
第27話で後述の桃型カプセルを輸送した。ミニチュアは前作『ウルトラマンタロウ』で登場したZATのドラゴンを塗り替えたもの。また一部の資料では、「モスキータス」または「モスキーター」という名称で紹介されている。

車両 編集

マックロディー
全長:4.2m 全幅:1.9m 全高:2.1m 最高時速:260km 乗員:3名
無公害原子力エンジンを搭載したMAC専用ジープで、パトロールや実戦で使う。装備は車体上部のマックレーザーや車体前部のアトミックバズーカ、マックレーザー、時限爆弾など。三菱J3・J4がベース。
マックカー
主にパトロールに使うMAC専用車両。武装などは搭載していない。初代ホンダ・シビックがベース。
撮影用車両はMACが全滅した40話以降、黄色に塗装し直されてゲンの自家用車に流用され、最終話のゲンの旅立ちの際には、美山家の駐車場に停められており直接の描写こそないものの美山家に譲渡されたものと思われる。一部書籍では「ゲンの退職金代わり」と説明されているものもある。第3話で鈴木隊員とゲンがスポーツセンターまで乗車し、梅田兄妹を引き取った鈴木隊員が運転し、自宅に向かう帰路、ツルク星人の両手の刃で鈴木隊員もろともドアが真っ二つに切断された車両も存在する。
マックジープ
第6話で登場し、通常はパトロールに使ういすゞ・ユニキャブをベースにした物と、第39話で登場し、野戦で使う銃架を備えた三菱J3・J4をベースにした物の2種類がある。
マックモール
全長:22m 全幅:6.7m 重量:150t 最高時速:85km(地上)・40km(地中) 乗員:4名
地底のマグマを調べるために使われる地底探索用高性能戦車で、長時間の連続活動が可能。円錐形のドリルと円盤形のカッターヘッドが組み合わされた掘削装置が特徴。武装は車体後部上面の装甲ミサイル1基とレーザー砲。ミニチュアも製作されたが劇中未登場。

その他 編集

マックシャーク
全長:65m 全幅:40m 基準排水量:900t 最高速度:50ノット(水上)・37ノット(水中) 乗員:23名
乗員23名の深海調査用大型高性能潜水艦で、武器は自動追尾式の原始魚雷。第19話でゲンが使用を提案したが、ダンに却下される。第28話からのオープニング映像に登場するが、劇中未登場。
泡放射ポッド
フリップ星人との再戦の際にダン隊長がレオの目を潰した装備。マッキー3号に搭載。
麻酔ミサイル
マッキー2号から発射するミサイル。ナレーションによると注射器と同じ構造であるという。オニオンの動きを止めるために使った。
桃型カプセル
果物好きなオニオンを油断させるために使った。中には鶏と自ら望んで参戦した桃太郎少年が入っていた。
MACウラン
MACが開発した新エネルギー。MACステーションを爆破できるほどの威力があるため、アトランタ星人に狙われた。
UN-105X爆弾
星を一つ破壊してしまうほどの威力を持つミサイル。ウルトラの星が地球に接近した際に発射されそうになった。
その他の戦力
地上基地には自衛用のレーザー砲が配備されているほか、F-4ファントムII改マックファントムやF-106改などの実機のカスタム機も使う。マックファントムは残存していた機体が後に『ウルトラマン80』にも登場し、UNDAの戦力として地底人攻撃に使われた。ただし、UNDAには既により新しいエースフライヤーが配備されていたため、それ以降の活躍は見られない。

関連施設 編集

MAC東京支部
第34話に登場したアジア本部指揮下の地上パトロール隊の常駐基地の一つ。施設は外敵からの攻撃に備え地下へ収納され、迎撃用に大型レーザー砲を設置している。また、マックロディーやマックカーなどの車両はパトロール時にはここから発車し、戦闘機各種もここに常駐されておりマッキー各機はここから発進されることもあるという。怪獣アシュランの攻撃で甚大な被害を受けた。
地上レーダー基地
あらゆる電波を受信し、地球への侵入者を早期発見する為の施設で、山岳地帯に設置されている。
MAC中央病院
第36話に登場した病院施設で、アトランタ星から地球に帰還した内田を収容した。
宇宙監視所
第38・39話に登場した宇宙を監視し、整理した最新情報をMAC各本部へ送る施設。
ミサイル発射場
第39話に登場した施設で、UN105X爆弾を発射しようとした。大型パラボラアンテナも備えている。
宇宙ステーション
地球の各MAC本部基地のステーションとは異なるステーションで、3種類の系統があるという。強力な宇宙監視網を敷くほどの数を有している。

脚注 編集

  1. これは元々低い予算での制作を余儀なくされていたことによるもので、キャストへのギャランティを払えなくなってきたために止む無く行った措置と言われている
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