ウルトラマン Wiki
ウルトラマン Wiki
Advertisement
熔鉄怪獣 デマーガ(天目亜牙)
熔鉄怪獣デマーガ(天目亜牙)
身長 50m
体重 5万5千トン
登場話 第1話

第1話『星空の声』に登場。スパークドールズから実体化した。古代書『日本太平風土記』に《天が妖光をまといし時、地を燃やす荒ぶる神・天目亜牙(デマーガ)目覚めん。太平の世を焔と共に滅ぼさん。》と記述がある鉄の魔獣。
東京・梅沢市の市街地を焼き尽くすべく暴れていたが、《大空より出でし光の巨人、此れを封印す》という記述の通り、ウルトラマンエックスによって倒された。

== == データ

[]

  • 身長:50m
  • 体重:5万5千t
  • 別名:熔鉄怪獣

== == 概要

[]

2015年7月14日より『新ウルトラマン列伝』内で放送された『ウルトラマンX』第1話に登場した、完全新規デザインの怪獣。スパークドールズから実体化した怪獣の1つで、外見はゴジラやアーストロンを思わせるオーソドックスな恐竜タイプ。


体の79%が溶けた鉄で構成されており、頭部にある黄色い角には神経と熱源が集中しているが、同時にそこが弱点でもある(でも実際にはあまり使われない設定)。その体には、出現しただけで近くにあった川の水が沸騰してしまうほどの高い熱量を持っている。



口からは赤色の熔鉄光線を発射するほか、周囲に火炎弾のようなものを降り注がせる能力も持っており、この時喉や背の皮膚がバーニングゴジラのように赤く発光する。これにより市街地を襲撃し、大規模な破壊活動を行った。また、尻尾も強力な武器であり、エックスとの戦闘の際には尻尾の一撃で払い飛ばしている。


八世紀に書かれた歴史書『日本太平風土記』にも鉄の魔獣「天目亜牙」として出現したことが記録されており、その時には「光の巨人」によって封印されたが、ウルトラフレアの影響で復活。日本の梅沢市に出現し、まだ戦い慣れしていない大地がユナイトしたウルトラマンエックスを苦戦させたが、Xioの援護を受けたエックスの反撃に遭い、最後はザナディウム光線を受けスパークドールズに戻された。


== == そして…… == == 第12話では、ギナ・スペクターの手で目覚めた別個体が登場。初代と同じく梅沢市に出現しエックスと戦ったが、その最中で体から巨大な刃が生えた強化体:ツルギデマーガへと変貌する。このツルギデマーガの映像は、総集編「出会い そして仲間たち」にて先行公開されている。


サイバーデマーガ[]

玩具版のみに登場するサイバー怪獣。体色は黒で全身にオレンジのラインが走っている。角や背びれは刃状になっており、腹部に頭文字の「D」が刻まれている。



== その後の登場 ==

=== ウルトラマンオーブ

=[]

第24話「逆襲の超大魔王獣」に登場。

テレスドン、ゴメスと共に夕暮れの繁華街に出現。ハリケーンスラッシュに変身したオーブと一戦交えると思った矢先に突如倒れてしまう。どうやら何者かに生気を吸われて死んでしまったようであるが…?着ぐるみは前作で使われたものの流用。ちなみにデマーガ、テレスドン、ゴメスの三体は「前作にて田口清隆氏が監督を担当した回に登場した怪獣」という共通点がある。



=== ウルトラファイトオーブ

=[]

亡霊魔導士レイバトスの手により復活を遂げた個体(『X』に登場した個体はいずれもスパークドールズになったものの死亡はしていないため、上述したマガタノオロチに殺害された個体ではないかと考えられるが、詳細は不明)。どこかの工場地帯に出現し、駆けつけたオーブオリジンと戦闘になる。オーブカリバーの剣撃をかわして反撃するなど善戦したが、オーブがライトニングアタッカーにフュージョンアップすると劣勢になり、最後は必殺技のアタッカーギンガエックスを受け、黒い靄となって消滅した。



=== ウルトラマンR/B

=[]

亜種と目されているカミソリデマーガが登場。

ウルトラマンフェスティバル2018のステージでも先行登場した。



=== ウルトラマンタイガ

=[]

第17話「ガーディアンエンジェル」に登場。


霧崎が工藤ヒロユキを試すために怪獣誘導装置を利用して呼び出した怪獣。ヴィラン・ギルドと戦闘中のE.G.I.S.に襲い掛かろうとしたがタイガに阻止され、最期はタイガブラストアタックで倒された。



== ウルトラ怪獣擬人化計画 feat. POP Comicccode == 第51話・52話でモブキャラとして登場。

怪獣墓場学園の生徒の1人で、学園の校長が主催した怪獣デュエルの様子を見物していた。


== ウルトラマン・燃える炎 ==

web小説のウルトラマン・燃える炎には第7話にて登場。お台場に出現するが、その鉄はまだ燃えており、

ウルトラ水流で固まったデマーガになってしまった。

== 余談 == 初稿ではファイヤーゴルザが登場する予定だったが、第1話に王道スタイルの新怪獣を登場させたいという田口清隆監督の意向により誕生した怪獣でもある。


デマーガのデザイン原案は田口監督であり、長年温め続けていたアイデアが使用されている。


以前デマーガを封印した「光の巨人」の正体は不明。ただ、デマーガがスパークドールズの状態で封印されていたことから、エックスと同じような能力を持ったウルトラ戦士であった可能性は高いと思われる。正体については様々な説があり、エックスの同族であるとする説、劇場版でティガの石像が存在していたことが判明したことから、ティガであったとする説、公式サイトの「虹の巨人」表記とスパークドールズ化能力からギンガとルギエルに分離する前の存在などがあるが、いずれも公式からの見解はないためはっきりとしたことはわかっていない。


手足の蛇腹状の部分はレッドキングを意識している。


本来の設定では攻撃手段は口からの火球だけだったが、撮影時に口の開閉ギミックが故障したため、身体からも火を放つという設定に変更された。


裏設定では、ザイゴーグと同じく地獄に由来する怪獣であるとされている。そのためか、ザイゴーグは背中の棘から閻魔分身獣としてツルギデマーガを生み出せたのかもしれない。


デマーガの過去の出現について記録した書物「太平風土記」は次回作『ウルトラマンオーブ』でも魔王獣出現の記録を残した書物として登場しているが、同じものなのかは不明。別世界の同一存在はシリーズ問わずよくあるため、製作スタッフによるちょっとした遊び心なのだろう。

名前の由来は日本神話における鍛治の神天目一箇神。強化形態が『ツルギ』デマーガであるのもこれが元ネタと思われる。


アトラクション用のスーツも別に存在しており、イベントなどでその雄姿を披露している。


当初、『タイガ』に登場したセグメゲルはデマーガの改造を前提にデザインされていた。

過去登場作品[]

・ウルトラマン第1話『ウルトラ作戦第一号』
・『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』他

Advertisement