ウルトラマン Wiki
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ウルトラQ dark fantasy』(ウルトラキュー ダークファンタジー)は、円谷プロダクションが製作した、特撮テレビドラマ。『ウルトラQ』のリメイク。

概要[]

2004年(平成16年)4月6日から同年9月28日までテレビ東京をキー局に放映された。その他、各地の地方局(主にテレビ朝日系列局)や専門チャンネルアニマックスでも放映された(逆にTXN系列局でも放映されなかった局もあった)。

『ウルトラQ』との関連については、以下のようにエピソードごとに異なっている。

  • 直接の続編と思われるもの(第1話)
  • リメイク(第14話)
  • オリジナルの脚本家による、大幅に改変したリメイク(第22話)

『ウルトラQ』と違って1話と16話を除き各話の繋がりがほとんど無く、原則として1話ごとに独立したオムニバス形式になっている。また、全編を通してもいわゆる巨大怪獣はあまり登場せず(第1話と第16話のガラゴン、第8話のサビコング、最終話のレキューム人くらい)、等身大の怪人や怪物、あるいは幽霊や妖怪のようなものといったオカルトチックな存在が引き起こす超常現象を描いた怪奇ドラマ的な側面が強く、事件がほとんど解決せず謎のまま終わるラストが多い。

本作以降のウルトラシリーズにレギュラー出演することとなる宍戸開内山眞人桐島優介堀内正美らがそれぞれゲスト出演している。

円谷プロダクションから委託された円谷映像(現円谷エンターテインメント)が制作をしていたが、後に円谷映像の企画料未払いなどの問題が起こっている(円谷エンターテインメント#訴訟参照の事)。

主な登場人物[]

坂本剛一(さかもと ごういち)
30歳。大衆誌・MINDの記者。いい加減な性格だが、天才的な閃きとジャーナリスト気質の持ち主で、編集長からも一目置かれている。大学時代は渡来教授のゼミに所属し、教授の弟子であった。好物はハンバーガー。冗談と考えられるが、当人曰く、これ(バーガー)がないと手が震えると答えている(18話より)。何かの事件に首を突っ込む際は、楠木同様、「渡来の助手」と言って無理やり関わることがある(26話)。
楠木涼(くすのき りょう)
25歳。フリーカメラマン。好奇心旺盛で、天真爛漫な性格。坂本がいない中で人類の存亡にかかわる大事件に巻き込まれることも少なくない(20、21話)。
渡来角之進(わたらい かくのしん)
54歳。帝都大学理工学部教授。つかみどころの無い独特な性格の人物。世界を滅ぼしかねない方程式を平然と授業で教えていることがある(23話より)。

キャスト[]

  • 坂本剛一:袴田吉彦
  • 楠木涼:遠藤久美子
  • 渡来角之進:草刈正雄
  • ナレーション:佐野史郎(25話では、ニュースジャンクションの司会者日下部四郎として登場)

スタッフ[]

  • エグゼクティブプロデューサー:長澤陸之
  • プロデューサー:表有希子、今井朝幸、鈴木祐治
  • 制作統括:円谷粲
  • 企画:圓谷昌弘
  • シリーズ構成:上原正三
  • 監督:八木毅(1,5,17,21,23話)、服部光則(2,6,16,18,19話)、金子修介(3,7話)、北浦嗣巳(4,8,11話)、原田昌樹(9,10,13,15話)、鶴田法男(12,14話)、高橋巖(20,26話)、清水厚(22話)、実相寺昭雄(24,25話)
  • 脚本:上原正三(1,8,16,17話)、武井彩(2,18話)、林民夫(3話)、広田光毅(4話)、高橋洋(5話)、村井さだゆき(6,23話)、小中千昭(7,24,25話)、篠原高志(9話)、太田愛(10,12,13,15話)、清水信宜(11話)、右田昌万(11話)、高木登(14話) 、小林雄次(19,26話)、岡野ゆうき(20話)、藤川桂介(21話)、山田正弘(22話)
  • 撮影:岡雅一
  • 照明:額田賢一
  • 美術:内田哲也
  • テーマ音楽:宮内國郎
  • 音楽:多田彰文
  • 制作:円谷プロダクションavex mode

エンディングテーマ[]

  • 『夕方に咲く花』(1 - 13話)作詞:kayoko / 作曲:kayoko & 神郡健 / 編曲:建部聡志 / 歌:kayoko
  • 『つぼみ』(14話 - 26話)作詞:金築卓也、前田知巳 / 作曲:菊池一仁 / 編曲:菊池一仁、中野雄太 / 歌:ブレス

放映リスト[]

※登場怪獣についてはウルトラQ dark fantasyの登場怪獣を参照。

話数 サブタイトル 登場怪獣・宇宙人など ゲスト
1 踊るガラゴン
  • ガラQ
  • 隕石怪獣ガラゴン
  • 中川亜紀子(ガラQの声)
2 らくがき
  • 落書き宇宙人ジラフ星人
  • 宝生舞(藤野加代子)
3 あなた誰ですか?
  • リビングブレイン
  • 近藤芳正(山崎)
  • 宍戸開(永井陽一郎)
  • 小池城太朗
4 パズルの女
  • パズルの女
  • 金子貴俊(望月)
5 ヒエロニムスの下僕(しもべ)
  • ヒエロニムスマシン
  • 渡辺典子(桑原真奈美)
  • 梨本謙次郎(米田)
6 楽園行き
  • ネズミ捕り
  • 人間駆除マシン
  • 石橋けい
  • 佐野史郎(巽)
  • 福田佳弘
7 綺亞羅
  • 綺亞羅
  • 異人
  • 野村宏伸(坂口)
  • 中村有沙(綺亞羅)
  • デビット伊東(坂口の旧友)
8 ウニトローダの恩返し
  • スシ大好き遊星人ウニトローダ
  • 宇宙怪獣サビコング
  • なぎら健壱(鈴木徳助)
  • 高戸靖広(ウニトローダの声)
9 午前2時の誘惑
  • コスモネット星人ヤマダ
  • さとう珠緒(大島浩子)
  • 市村直樹
  • エド山口(コスモネット星人ヤマダ)
10 送り火
  • 送り火
  • 赤目
  • 上條誠(ヒタキ)
  • 若葉要
11 トーテムの眼
  • 三つ目のトーテムポール
  • 石川佳奈(橘麻衣)
  • 内山眞人
12 夢見る石
  • 隕石
  • ウツギ星人
  • 田中美奈子(洋平の母)
  • 諏訪太郎(ウツギ星人)
13 影の侵略者
  • 入れ替わり
  • 鏡の番人ヴァーノ
  • 斉藤麻衣(亜乃留)
14 李里依とリリー
  • アイソレーションタンク
  • リリー
  • 山田夏海(李里依 / リリー)
  • 鈴木早智子(李里依の母)
15 光る舟
  • 老紳士
  • 光る船
  • 寺島進(岡田)
  • 山崎裕太(青年)
16 ガラQの大逆襲
  • 隕石怪獣ガラゴン二号
  • ガラQ
  • 遊星人セミ女
  • 松本智代美(ルリ子 / セミ女の声・スーツアクター)
17 小町
  • 小町
18 後ろの正面
  • 金髪少年
  • 渡辺いっけい(半田)
  • 山田麻衣子(しおり / 金髪少年)
  • 皆川純子(金髪少年の声)
19 レンズ越しの恋
  • 時空越えカメラ
  • 高橋一生(矢島忠)
  • 柊瑠美(少女)
  • 原知佐子(矢島静枝)
20 密やかな終幕
  • ゲノム新人類
  • 高橋かおり(山瀬由美子)
  • 桐島優介(川野耕平)
21 夜霧よ、今夜も…
  • 月の魔人ヘカテ
  • 久野真紀子(ヘカテ)
22 カネゴンヌの光る径(みち)
  • コイン怪獣カネゴンヌ
  • 宮内彩花(ハナエ / カネゴンヌの声)
  • 我修院達也(ハナエの父親)
  • 嘉陽愛子
23 右365度の世界
~ALICE in the 365 degree world~
  • OZマシン
  • 前田愛(乙村そら)
  • 小西大樹(吉安光雄)
24 ヒトガタ
  • 堀内正美(門野)
  • 寺田農(真柄)
  • 大家由祐子(京子)
  • ミニヨン(雛)
  • 原知佐子(雛の声)
25
  • 異なもの
  • 橋爪淳(仙童)
  • 嶋田久作(酒井)
  • 渡辺梓(年恵)
  • 林真里花
  • 実相寺ちな坊
26 虚無の扉
  • 電波怪人レキューム人
  • 相島一之(笹山)
  • 中山夢歩(野沢)
  • 大森倖三(作中に出てくるマンガの作者)

放送局[]

テンプレート:節stub

放送地域 放送局 放送期間 放送曜日及び放送時間 放送系列
関東広域圏 テレビ東京 2004年4月6日9月28日 火曜 25:00~25:30 テレビ東京系列
大阪府 テレビ大阪 土曜 26:40~27:10
愛知県 テレビ愛知 水曜 26:28~26:58
北海道 テレビ北海道 2004年8月19日2005年2月10日 木曜 25:00~25:30
青森県 青森朝日放送 木曜 25:46~26:16 テレビ朝日系列
宮城県 東日本放送 月曜 26:16~26:46
福島県 福島放送 水曜 25:55~26:25
静岡県 静岡第一テレビ 月曜 25:40~26:10 日本テレビ系列
徳島県 四国放送 火曜 24:40~25:10
山口県 山口朝日放送 日曜 26:02~26:32 テレビ朝日系列
大分県 大分朝日放送 火曜 26:10~26:40
全国放送 アニマックス 土曜 24:30~25:00 スカイパーフェクTV!
スカイパーフェクTV!110
ケーブルテレビ

メディア展開[]

  • 漫画版(作:大森倖三
    • 特撮エースNo.003より連載。坂本が登場せず、代わりに独自の設定として渡来の孫が登場。また、渡来の容姿が『ウルトラQ』の一の谷博士を思わせる様な容姿に描かれている。
      「踊るガラゴン」「ウニトローダの恩返し」「楽園行き」「ヒトガタ」「虚無の扉」「カネゴンヌの光る径」「トーテムの眼」「送り火」を漫画化したが、単行本の刊行が1巻でストップした為に「虚無の扉」以降の作品は単行本未収録である。
  • 小説版(作:梅津裕一岩佐まもる長谷敏司相坂きいろ
    • 角川ホラー文庫刊。「らくがき」「ウニトローダの恩返し」「楽園行き」「送り火」の四編を別々の作家により小説化。

DVD[]

  • 2話収録、全13巻で発売された。
  • 第1話と第22話はモノクロバージョンも販売された。

関連事項[]

外部リンク[]

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