『ウルトラマン』は、バンダイから発売された特撮テレビシリーズ『ウルトラマン』を原作とした2D格闘ゲーム。なお、これのアーケード版がバンダイアーケード初参入のゲームである。
プレイヤーが使用できるのはウルトラマンのみ。
発売日[]
- スーパーファミコン版(1991年4月6日)
- アーケードゲーム版(1991年4月ごろ)
- ゲームボーイ版(1991年12月29日) - ベックより発売。スーパーファミコン版の移植だがゲーム機の性能の関係上かなり簡略化されている。通信による対戦機能が追加。
- メガドライブ版(1993年4月9日) - マーバより発売
- ワンダースワンカラー版(2001年6月21日) - 基本的な戦闘システムは同じだが、グラフィックは一新されている。細かい演出や新モード、新怪獣とゾフィーの追加(逆に削除された怪獣もいる)、怪獣も操作可能など、大幅にリメイクして移植された作品。
- S!アプリ版(2006年11月15日) - システム、登場怪獣の数はスーパーファミコン版と同じだが、音声の変更、難易度がハード、エンディングムービー(クレジット)がない。(後で発売された他キャリアのアプリもおなじ)
概要[]
ウルトラマンを操作し怪獣を倒していく全10面(アーケード版は全13面、ゲームボーイ版は全9面)の格闘ゲーム。普通の格闘ゲームと違い、怪獣の体力を0にしても怪獣は倒せない。体力を0にしてから止めにスペシウム光線を使うと倒せる。
ウルトラマンも怪獣も、時間経過とともに体力が徐々に回復する。ウルトラマン側はさらに、時間経過とともに必殺技ゲージが溜まっていく。16目盛り4×4の4段階に分かれている。消費の少ない順にスラッシュ光線、アタック光線、テンプレート:要検証範囲、スペシウム光線が使える。これとは別に、目盛り1つ分を消費してウルトラバリヤーが使える。
原作をかなり再現しており、演出として「3分以内に倒さなくてはならない」「残り時間が60秒をきるとカラータイマーが点滅を始め、BGMが変化する」などがある。特にアーケード版では特殊な演出がされている怪獣が多い。
登場怪獣[]
- 宇宙怪獣 ベムラー
- 光線を吐く。弱い。
- 地底怪獣 テレスドン
- 火炎を吐く。長い尻尾攻撃もあり。ゲームボーイ版では削られている。
- 棲星怪獣 ジャミラ
- 火炎を吐く。テレスドンと違い、射程距離が無限。倒した後の演出が他と違い、科特隊がジャミラの墓標で追悼しているシーンになっている。またアーケード版では止めがスペシウム光線ではなく、ウルトラ水流になる。
- 四次元怪獣 ブルトン
- 回転体当たり、金縛り光線、隕石召喚、ワープ、バリヤーなど、他の怪獣が持たない特殊な攻撃が殆どである。原作と違い、戦闘時は暗雲が立ち込めているが、倒すと晴れる。
- どくろ怪獣 レッドキング
- 岩を投げてくる。戦うのは初代ではなく2代目である。
- 宇宙忍者 バルタン星人
- 大ジャンプ、光線、分身の術などを使う。
- 古代怪獣 ゴモラ
- 体当たりと、尻尾で締め付ける攻撃を持つ。
- 悪質宇宙人 メフィラス星人
- 大ジャンプキック、投げ、光線など、ウルトラマンに近い。ワープもできる。スペシウム光線を撃つとメフィラスも光線を撃って相殺。「宇宙人同士が争っても仕様が無い」という会話デモが発生してステージクリア。
- 怪獣酋長 ジェロニモン
- 反重力光線と羽根飛ばし攻撃を持つ。ゲームボーイ版では二代目バルタン星人に変更されている。原作と違い、戦闘時は雷雲が立ち込めている。
- 宇宙恐竜 ゼットン
- 大ジャンプキック、投げ、赤色光線、ワープ、バリヤーなど、強力な攻撃を多数持っている。
- ゼットンの体力を0まで削ってウルトラマンがスペシウム光線を撃つと、ゼットンがスペシウム光線を跳ね返し、ウルトラマンが敗北するデモが発生。その後、科特隊隊員がペンシル爆弾をゼットンに発射するミニゲームが開始。1発でも命中するとエンディングだが、命中せず弾数がなくなるとゲームオーバーになってしまう。なお、ペンシル爆弾の弾数は残機数+1。難易度イージーではスタッフロールは流れず、赤い玉(ゾフィー)が飛んでいって「終」の文字が表示されるだけである。ノーマルかエキスパートだとスタッフロールあり。背景はウルトラマンとゾフィーが光の国に帰っていくムービー。
アーケード版に登場する怪獣[]
- 透明怪獣 ネロンガ
- 時々透明になる(見えなくなるだけで攻撃は当たる)。
- 磁力怪獣 アントラー
- ウルトラマンがスペシウム光線を撃つと、科特隊隊員がバラージの青い石を投げるデモが発生。
- 宇宙忍者 二代目バルタン星人
- 初代とは使う技のタイミングが若干違う。止めはテンプレート:要検証範囲。
ワンダースワン版にのみ登場するキャラクター[]
関連作品[]
- ウルトラセブン (ゲーム)
- Ultraman Towards the Future (ゲーム) - Super Nintendo Entertainment System(海外版スーパーファミコン)用ソフト。本作のシステムをベースとして登場キャラクターを『ウルトラマンG』に置き換えている。日本では未発売。
- ウルトラマンパワード (ゲーム) - 3DO用ゲームソフト。3DOの性能を活かして、実写のキャラクターを取り込んでゲームのキャラクターとしている。
外部リンク[]
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