『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』(ウルトラマンゾフィー ウルトラのせんしブイエスだいかいじゅうぐんだん)は、歴代のウルトラシリーズの作品を再編集した劇場公開作品。1984年公開、松竹富士配給。
概要[]
宇宙警備隊隊長であり、ウルトラ兄弟の長兄であるゾフィーを進行役に、『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの名勝負を紹介する。ゾフィーの声を、ゾフィーが初登場した『ウルトラマン』最終回(第39話)でもゾフィーの声を演じた浦野光が、『ウルトラマン』最終回以来、17年ぶりにゾフィーの声を演じたことでも話題になった。
登場する怪獣・宇宙人はバルタン星人に始まり、キングジョー、ガラモン、ババルウ星人など、全部で36体におよぶ。登場に際し、一部の怪獣・宇宙人の鳴き声や光線の発射音が変更されているほか、新規に人間のセリフが追加されている。当時、『ワールドプロレスリング』の実況で人気があった古舘伊知郎が怪獣やウルトラマンの戦いを実況する場面や、ピグモンが『ウルトラQ』に登場した可愛らしい怪獣を紹介する場面もある。
作中には、『ウルトラマンタロウ』第34話の、ウルトラ6兄弟が次々とウルトラマンボールから出ると同時に自らの名前を名乗るシーンがあるが、そこで、ゾフィーが「ジャック」、ジャックが「ゾフィー」と名乗るという、明らかなミスがある。
本作以降、帰ってきたウルトラマンは「ウルトラマンジャック」と呼ばれるようになった。
スタッフ[]
- 企画・製作:円谷皐
- 監督:高野宏一
- 脚本・構成:藤島浩一郎
- 音楽:宮内国郎、冬木透
- 総編集:浦岡敬一
声の出演[]
主題歌[]
- 「ウルトラマンゾフィー」
- 作詞:谷のぼる、作曲・編曲:菊池俊輔
- 歌:近藤光子、コロムビアゆりかご会
登場怪獣[]
- 宇宙忍者 バルタン星人
- 宇宙ロボット キングジョー
- 灼熱怪獣 ザンボラー
- ロボット怪獣 クレージーゴン
- 冷凍怪獣 ギガス
- 彗星怪獣 ドラコ
- どくろ怪獣 レッドキング(二代目)
- 古代怪獣 ゴモラ
- 地底怪獣 パゴス
- 冷凍怪獣 ペギラ
- 誘拐怪人 ケムール人
- 海底原人 ラゴン
- 海底原人 巨大ラゴン
- 宇宙忍者 バルタン星人(二代目)
- 怪獣酋長 ジェロニモン
- 謎の円盤
- 友好珍獣 ピグモン
- 隕石怪獣 ガラモン
- コイン怪獣 カネゴン
- モグラ怪獣 モングラー
- 人工生命 M1号
- 脳波怪獣 ギャンゴ
- 宇宙恐竜 ゼットン
- 兄怪獣 ガロン
- 弟怪獣 リットル
- 合体怪獣 プラズマ
- 合体怪獣 マイナズマ
- 暗黒星人 ババルウ星人
- にせアストラ
- 策略星人 ペダン星人
- 分身宇宙人 ガッツ星人
- 宇宙大怪獣 ベムスター
- 暗殺宇宙人 ナックル星人
- 用心棒怪獣 ブラックキング
- 殺し屋超獣 バラバ
- 大蟻超獣 アリブンタ
- 地底エージェント ギロン人
- 火山怪鳥 バードン
- 宇宙大怪獣 ムルロア
- 極悪宇宙人 テンペラー星人
関連項目[]
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