『ウルトラマンA』(ウルトラマンエース)とは、円谷プロダクションが製作した特撮テレビ番組の名称と、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの呼び名である。1972年(昭和47年)4月7日から1973年(昭和48年)3月30日までTBS系で毎週金曜日19:00 - 19:30に全52話が放送された。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ストーリー[]
ウルトラマン二世(ウルトラマンジャック)が帰還した後、異次元世界に君臨するヤプールが、怪獣よりも遥かに強い超獣を従えて地球侵略を開始した。
その手始めとして、超獣兵器第1号のベロクロンが広島県福山市へ送り込まれた。街は壊滅的な被害を受け、出動した地球防衛軍も全滅し、ベロクロンの襲撃から人々を守ろうとした北斗星司(ほくとせいじ)と南夕子(みなみゆうこ)の勇気ある2人の若者も犠牲となってしまった。
ヤプールの野望を阻止するため、M78星雲が地球へ派遣したウルトラ兄弟の5番目・ウルトラマンA(以後、エース)は、そんな2人の勇気を称えて自分の命と大いなる力を授けた。
新たな命を得た北斗星司と南夕子は福山市をあとにし、地球防衛軍に代わって結成された超獣攻撃隊TACへ入隊。銀河連邦の一員の証であるウルトラリングの光るとき、彼らはウルトラタッチによってウルトラマンエースに合体変身してヤプールの地球侵略に立ち向かう。
中盤においてヤプールは倒され、月星人だった夕子も地球を去ったため(2人とも終盤で再登場している)、北斗は単独でエースに変身するようになった。また、中盤において北斗は、ウルトラの星が見えることから「ウルトラ6番目の弟」を自称する梅津ダン少年を教え導きながら自身も成長していく。
概要[]
内容[]
ウルトラシリーズ第5作であり、第2期ウルトラシリーズの第2作にあたる。ウルトラマン二世(劇中での呼称)が去ったあとの地球に現れた新たな敵「異次元人ヤプール」と、そのヤプールが送りだす超獣と戦うウルトラマンAとTACの活躍を描く。北斗星司と南夕子による男女合体変身[1]など多くの新機軸が盛り込まれた。組織的なレギュラー悪役が設定されたのはシリーズ初である。『仮面ライダー』のショッカー、『ミラーマン』のインベーダーをはじめ、この時期の主流傾向にならった形であるが、ショッカー大首領の声を演じる納谷悟郎をヒーローの声に起用するという捻ったキャスティングが行われた。
重厚な人間ドラマを強調した前作『帰ってきたウルトラマン』とは打って変わって娯楽性が強調され、より子ども向けに徹した作品を目指している。とくに、前作でウルトラマンとウルトラセブンの客演が好評だったことを受けて、『ウルトラマン』最終話以来の登場となったゾフィーを加えたウルトラ兄弟の設定を本格的に打ち出しており、さらに新たにウルトラの父も登場している。
その一方で、ほかのウルトラシリーズと比較して、現実性が強く人間が心の奥底に持つ卑しさや汚い心などの醜悪なエゴイズムが前面に出されており、それを利用する卑劣な敵役のヤプールに関しても不気味な描写が多く、おどろおどろしい作品に仕上がった回も多かった。加えて、特に後半は前作同様に重厚な人間ドラマも展開され、それが最終回へと発展していく。
番組ができるまで[]
『帰ってきたウルトラマン』の後続番組として企画された本作は、市川森一、上原正三、田口成光の3人の脚本家による「ウルトラハンター」「ウルトラファイター」「ウルトラV」の3種類の企画を整理・統合したものであると言われる。当初予定されていたタイトルは『ウルトラA』だったが、この名称がすでに他社に商標登録されていたため使えず、急遽、現行のものに変更された。
異次元人ヤプールが送り込んでくる超獣や宇宙人から地球を守るために、銀河連邦によって地球人の男女にウルトラマンAとしての能力が与えられたという設定が導入され、主人公たちは危機において、男女合体でAに変身する。男女の合体によるヒーローの誕生は、性差を越えた完全な超人の誕生という理念を元にした設定だった。これらの新設定は、『仮面ライダー』などの特撮番組が相次いで制作される中、他の番組との差別化を図る必要があったために試みられたものであった[2]。
また、第1話でA本人が語った「銀河連邦」は円谷プロが制作していた『ミラーマン』など他のヒーロー番組を一つの世界観でまとめるために考案された設定である。
また、『仮面ライダー』との差別化が図られる一方、逆に同作品と同様のプロットが新機軸として導入されることにもなった。例えば、ウルトラマンシリーズにおいては、異次元人ヤプールのようなレギュラーの敵組織という試みは初めてのことだった[3]。
タイトルに関して[]
『ウルトラマンA』は、当初は『ウルトラA』と予定されていたが、玩具メーカーのマルサンから同名のソフトビニール人形がすでに発売されていたため、商標の問題を考慮して『ウルトラマンA』に改題された[4]。
『ウルトラA』で主題歌が録音されていたり、小学館の学習雑誌でも『ウルトラA』で連載が開始されていたことなどから[5]、かなり切迫した状況の中での名称変更だったと考えられる。
本作以降、ウルトラヒーローは「ウルトラマン~」というネーミングが主体となり、ウルトラヒーロー名=「ウルトラマン~」というイメージが定着した。このイメージの定着は、本作以前の作品の『ウルトラセブン』の名称が一部では誤って「ウルトラマンセブン」と呼ばれる事態にも繋がっている(中国ではこの名前で浸透している)。
「超獣」の概念[]
それまでのウルトラシリーズでは、宇宙人以外は「怪獣」が主な敵役だったのに対し、この番組に登場する敵は「超獣」と呼ばれる(Terrible-monster="怪獣を超えるもの"という意味)。超獣が怪獣より強力である事を示す為の演出として第8話では、"超獣"ドラゴリーが前作にも登場した"怪獣"ムルチを惨殺する展開が織り込まれている。当初は異次元人ヤプールが地球上の生物と宇宙怪獣を超獣製造機(Terrible-mixer)で融合させて作った合成生物という位置づけだったが、シリーズ途中でヤプールが全滅して以降は、自然発生や他の宇宙人の配下などヤプールとの関係が不明の「超獣」が出始めたため、超獣という語の定義は次第に不明確になった(なお、劇中ではヤプール滅亡後も製造した超獣達は生き残っている、といったことを暗示させる台詞がある。また、実際、ヤプールは最終回まで断続的に登場する)。
なお、次作『ウルトラマンタロウ』第1話では、超獣よりさらに強い大怪獣アストロモンスが現れ、超獣オイルドリンカーを捕食することでその強さを示すという本作と逆の演出が行われた。それ以降、再び怪獣の勢力が盛り返す結果となった。ヤプールはウルトラマンタロウ、ウルトラマンメビウスにも登場している。
後に作られた『電光超人グリッドマン』や、『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』にも超獣の別名を持つ怪獣が登場しているが、これも本作とは無関係の存在である。また、『ウルトラマンメビウス』に登場した超獣は全て復活したヤプールの配下だった。
合体変身と南夕子の退場[]
本作で設定された男女合体変身は、それまでのヒーロー番組でほとんど例のない新機軸であり、メインライターの市川森一が原案で当初から設定していたことからも、本作のテーマの軸をなす設定だったといえる。前半のいくつかの話ではこの設定が生かされたエピソードも挿入されていたが、いくつかの要因により、南夕子の設定を生かし切ることが難しくなってきた。「男女合体変身だとヒーローとして弱々しい」「合体変身を子供がまねることが難しい」などの番組の評判としての意見もさることながら、ストーリーを展開する上で北斗と夕子のドラマをそれぞれ語る必要があるなど、脚本側の要求があったとも言われている。最終的に第28話で南夕子は番組から退場することとなった [6]。
設定の紆余曲折[]
しかし、これらの新機軸は、作品の自由度を制限する面も多く、十二分に生かされたとは言えなかった。結局、シリーズの途中でヤプールは全滅し、退場したことで超獣の定義も不明確になり、主演女優の降板で男女合体変身も行われなくなって、従来の路線に戻ることとなった。
また、「銀河連邦」もドラマに登場することはなく、『トリプルファイター』の副主題歌やいくつかの商品展開に使われたのみで終わった[7]。
夕子の退場後、普通の地球人の少年・梅津ダンを「ウルトラ6番目の弟」として登場させ、北斗とダンの交流を軸に物語が展開された。これは視聴者である少年たちに「君もウルトラ兄弟になれる」という親近感を持たせるための施策と考えられ、事実この時期は視聴率が上向いているが、梅津姉弟は第43話を最後に特に説明など無いまま姿を消している。
評価[]
このように初期設定を生かし切れなかった面は否定できないが、超獣という新キャラクターの設定を生かした第3・6話、本作以降明確化されたウルトラ兄弟の設定を生かした第5話、地球滅亡の危機に立ち向かう2人の主人公のパートナーシップを前面に出した第7・8話の前後編など、初期設定を生かした好編も作られた。また、初期設定が変更されて従来のウルトラシリーズの路線に戻った第29話以降も、個性の強いエピソードが続出した。そして、ウルトラの父の登場や歴代ヒーローの客演によりウルトラ兄弟という設定が強調されていった。
しかし、視聴率に関しては平均視聴率18.6%と前作『帰ってきたウルトラマン』の22.7%より低下した上に、第1話が最高視聴率とあまり芳しくない。『帰ってきたウルトラマン』は最終回が最高視聴率なのとは対照的である。
また、玩具的には「マルサン・ブルマァクの仕事」によると、ブルマァクから発売された本作の超獣ソフトビニール人形の売上は、同社の『帰ってきたウルトラマン』の怪獣ソフトビニール人形の3分の1で、かなりの不振だった。
このためブルマァクは円谷プロとの商品化権取得の契約金7000万円を回収できなかった。本作中盤から商品化される超獣はほとんどなくなり、この余波で後番組の『ウルトラマンタロウ』の怪獣もほとんど商品化されなくなった。
こうして本作以降のウルトラシリーズは怪獣が商品化されなくなっていき、本作で第2次怪獣ブームは終焉に向かう。しかしその一方で前述のようにヒーローのウルトラ兄弟は好評で、『ウルトラマンタロウ』ではヒーロー重視の傾向がさらに強まる。
主な登場人物[]
ウルトラマンA[]
- 北斗 星司(ほくと せいじ) / ウルトラマンA
- 本作の主人公。年齢20歳、7月7日生まれ[8]。血液型B型(第25話より)。
- 物語開始時は広島県福山市[9]のパン屋で、パンの配送車の運転手として働いていた[10]。ベロクロンの出現に際し、自らのタンクローリーで特攻して命を落としたが、その勇気をウルトラ兄弟に認められて南夕子と共にウルトラマンエースから新たな命を与えられて復活、変身能力を与えられる。その後、夕子と共に故郷を後にしてTACに入隊する。
- 血気盛んで猪突猛進する性格のために他の隊員と対立することが多く、謹慎処分をたびたび受ける[11](短気な部分もあり、第9話では高慢な民間人の女性に暴力を振っている)。
- 生後まもなく父親が他界しており、親のいない子どもの気持ちを誰よりも理解している。また、9歳まで寝小便のくせがあったらしく、中学時代には同級生や知り合いの大学生とともに冬山で遭難したことがあったほか、少年時代はグレかかっていたこともある。そのため、暴走族や寝小便の治らない子どもとも心を通わせた。一言多く言ってしまう性分で、そのたびに夕子に酷い目に遭わされている。
- 第28話で月星人だった夕子が同胞の元へと去っていったため、以降は単独でウルトラマンエースに変身している。また、第29話で知り合った、ウルトラの星が見えることからウルトラ6番目の弟を自称する梅津ダンを教え導くと同時に自身も成長していった。
- 最終回ではヤプール残党の策略により人を信じる気持ちを失いかけた子どもたちの心を救うため、彼らの眼前でウルトラマンエースに変身してジャンボキングを倒す。そして、最後の願いとして彼らに「優しさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持ちが何百回裏切られようと」というメッセージを伝えて地球をあとにした[12]。
- ウルトラマンエースとは一体化したまま地球を去ったため、『ウルトラマンタロウ』や『ウルトラマンメビウス』にウルトラマンエースの人間体として登場。真っ先にタロウやメビウスを助けにいこうとするなど、本作での血気盛んぶりも健在である。また、上述のメッセージを『ウルトラマンメビウス』第44話で、代わらぬ願いとしてメビウス=ヒビノミライに伝えている。
- 南 夕子(みなみ ゆうこ)[13] / ウルトラマンA
- 年齢18歳。北斗と同じ7月7日生まれ[8]。血液型O型(第5話より)。
- 元は広島県福山市[9]の病院で看護師として勤務していた。北斗共々、ウルトラマンAへの変身能力を与えられた後、TACに入隊する。常に冷静に物事を考え、北斗のピンチを救ったことが何度もある。
- 一方では積極性の強い面もあり、星司とのデートでは必ず彼女の方から誘うらしく、劇中では第5話にてデートシーンが描かれている。大食いでもあり、第19話では特大ラーメンを注文している。
- 一見、真面目そうだが実は1回だけ謹慎処分を食らったことがある(第3話)。これは、実際はバキシムの襲来をTACが予測していなかったことによる誤解からだった。第14話で北斗に自爆攻撃を強要した高倉司令官を、山中隊員と共に司令室から叩き出している。
- 実は、かつてルナチクスに滅ぼされた月星人の末裔で、ルナチクス打倒を目的に月星人を代表して地球へ派遣されていた。第28話でルナチクスを倒したあとは自分のウルトラリングを北斗に託し、月星人の世界を再建すべく仲間の待つ冥王星へと旅立っていった。その後、第38話と最終回、次作『ウルトラマンタロウ』第39話や『ウルトラマンメビウス』第44話で再登場。失明した者を回復させる虹状の光線や空中飛行、巨大化といった月星人の特殊能力を発揮している。『ウルトラマンメビウス』第44話では、北斗との再会も果たした。
- ウルトラの父からは一目置かれているらしく、第38話でのウルトラの父の召喚に応じて地球へ飛来し、『ウルトラマンタロウ』第39話でもタロウとモチロンの戦いをウルトラの父が仲裁して面目を立てられた。
- 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』ではごく普通の地球人として生まれ、北斗と結婚して七海という娘をもうけ、横浜市内でパン屋を経営している。この世界でも看護師(2001年の法制度改正を受けて名称が変更されている)の資格を持っていることが説明されている[14]。
TACメンバー[]
- 竜五郎(りゅう ごろう)
- TAC極東支部の隊長。35歳。常に冷静沈着で科学的な視点で物事をとらえようとする。作戦が特に危険な場合であれば敢えて自分で取りかかるほか、第14話では無茶な命令を連発する高倉司令官を殴って基地から追い出すなど、部下に対する配慮も忘れない。ただし、部下のミスに対しては厳格で、謹慎ないし出撃停止処分を乱発する傾向にある。また、如何なる苦境に陥っても、部下や事件に関わってしまった人達を諭し、勇気づけようとする。独身でアパートに一人暮らしをしており、故郷の秋田県に姉と甥がいる。第47話では身寄りを失った少女をこの姉に養女入りさせている。第1・2話では他の隊員と同じ胸のラインが灰色の隊員服だったが、第3話から胸の線が黒色に変更されている。Aの正体が北斗であると薄々気付いていた様子が描かれており、本人に「(Aに助けられた時に)助けてくれたのは君だった」と言ったこともある。出撃する際に、南や美川など女性隊員と2人で戦闘機に乗り組むことが多く、特に「美川隊員は私と一緒に」と何度か指令している。
- 山中一郎 隊員(やまなか いちろう)
- TAC極東支部の副隊長格。射撃の名手(特に早撃ちが得意)でもあり、タックガンを常に二挺携帯している。少々怒りっぽく口うるさい性格で、よく北斗を怒鳴りつけることが多いが、根は優しく仲間思いで、自ら危険な任務をかってでることもある。スランプに陥った北斗の特訓に協力するなど面倒見のいい面も描かれた。現実主義者のため怪現象に対しては否定的で同僚や目撃者の証言を信じないことも多いが、事実を知ると素直に認める潔さがある(普段はその後に態度を改めたりはしないが、第32話では北斗に謝罪している)。第7話でメトロン星人Jr.に婚約者を殺害されてしまう。
- 吉村公三 隊員(よしむら こうぞう)
- 宇宙生物の権威で過去の怪獣や宇宙人に精通している他、気象や宇宙科学に対する情報の分析が得意である。ギターが趣味で、第2話のパーティシーン等で腕前を披露している[15]。故郷の岡山県牛窓町に母がいる。実家は化粧品店で、父は他界している。
- 今野勉 隊員(こんの つとむ)
- ロケット工学のオーソリティ(ただしこの設定はほとんど活かされていない)で怪力。24歳。常に場を和ませるムードメーカー的存在。九州出身で、岡山県に親戚が住んでいる。実家は寺の住職であり、そのためか危機に陥ると「南無阿弥陀仏」と念仏を唱え、ときに念仏を唱えながら十字を切ることもある。鼻をこする癖がある。第17話で白骨死体を見て怯えるシーンがある。好意を寄せる女性に対しては純情な面を見せることもしばしばある。
- 美川のり子 隊員(みかわ のりこ)
- 通信と副官業務が主な任務だが、実戦に出ることもある。爆弾の取扱いが得意で、ブローチ型の小型爆弾を常に携帯している。男運が悪いらしく、男性が絡む時は、たいてい事件に繋がっている。戦闘機に乗る時は竜と一緒のことが多く、初期に書かれた市川森一による没脚本「超獣狩り大作戦」では「私は隊長の秘書ですッ。お供します」と言って半ば強引に竜について来ており、竜もそれを容認しているようである。竜の下した謹慎処分を解除する権限もあるようである。竜からの信頼も厚いことがわかる。第22話で銀星人に殺される憂き目に遭うが、その回のうちに蘇生した。南が月へ帰った後は、隊の中で彼女の代わりのようなポジションを務めるようになった。TAC隊員の中では、先輩格にあたる旧MAT隊員・郷秀樹の存在を唯一知っていた[16]。
- 梶洋一 主任(かじ よういち)
- TACの兵器開発担当で、さまざまな武器を作っている。惑星破壊ミサイル・マリア2号や、異次元突入装置など、地球を救うための重要なアイテムを開発した。第27話を最後に降板したが、第31話にゲスト出演している。第27話では自ら志願し、他のTAC隊員と共にヒッポリト星人との対決に参加した。番組初期は普通の白衣を着ていたが、第7話以降は専用服に変更されている(他の隊員とはデザインが異なる)。降板後の処遇は不明だが、ウルトラ超兵器大図鑑では実験中の事故で殉職したとなっている。
- 「ゴルゴダ星」とはあくまでも梶がつけた仮称であるが、ヤプールもこの名称で呼んでいた。
- 一部の書籍では「役に立たない物ばかり作っている」と書かれることがあるが、実際には別項の通り充分「役に立つ」物を作っていることが多い。
- 高倉司令官(たかくらしれいかん)
- 第14話に登場したTAC南太平洋国際本部司令官で竜の上官。超光速ミサイルNo.7でヤプールの拠点と思われたゴルゴダ星を爆破すべく来日した。
- ゴルゴダ星爆破作戦に反対意見を述べた北斗をあてつけがましくミサイルの操縦手に強引に任命する、ミサイルの欠陥が明らかにされた後にも自分の体面を守るために北斗に自爆攻撃を強要する、竜隊長に作戦の失敗を指摘されて逆ギレするなど、歴代の司令官の中でも特に度量の狭い人間で、最後は部下の竜に殴られた上、本部に帰るよう怒鳴りつけられた挙句に山中・南両隊員に司令室から叩き出されてしまった。
梅津家[]
- 梅津ダン(うめづ ダン)
- 一年前に父親を事故で失った少年(実際はギタギタンガに殺害された)。北斗と心を通わせ、彼を兄のように慕っている。ウルトラの星が見えたり、超獣の出現を予言することができる。
- 梅津香代子(うめづ かよこ)
- ダンの姉。北斗の住むアパートでは隣部屋同士で、彼に憧れを抱く。
Terrible monster Attacking Crew[]
Terrible monster Attacking Crewを参照。
放映リスト[]
※各怪獣(超獣)の別名および、出演者の芸名は放送のテロップ表記に準ずる。各怪獣(超獣)の詳細はウルトラマンAの登場怪獣を参照。
※古い文献では第4話のサブタイトルが「3億年超獣出現す!」と記されていることがあるが、誤りである。
※第25話のサブタイトルは、オープニングの表記に従えば「ピラミット」。劇中のセリフでは「ピラミッド」になっているため、誤記の可能性がある。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | ゲストウルトラマン | スタッフ |
---|---|---|---|---|---|
1972年4月7日 | 1 | 輝け! ウルトラ五兄弟 | 異次元人ヤプール ミサイル超獣ベロクロン |
ウルトラ4兄弟 | 監督-筧正典、満田かずほ 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972年4月14日 | 2 | 大超獣を越えてゆけ! | 異次元人ヤプール 古代超獣カメレキング |
― | 監督-筧正典、満田かずほ 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
1972年4月21日 | 3 | 燃えろ! 超獣地獄 | 異次元人ヤプール 一角超獣バキシム |
― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972年4月28日 | 4 | 3億年超獣出現! | 異次元人ヤプール 怪魚超獣ガラン |
― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972年5月5日 | 5 | 大蟻超獣対ウルトラ兄弟 | 大蟻超獣アリブンタ 地底エージェント ギロン人 |
ゾフィ | 監督-真船禎 特殊技術-大平隆 脚本-上原正三 |
1972年5月12日 | 6 | 変身超獣の謎を追え! | 異次元人ヤプール 変身超獣ブロッケン |
― | 監督-真船禎 特殊技術-大平隆 脚本-田口成光 |
1972年5月19日 | 7 | 怪獣対超獣対宇宙人 | 異次元人ヤプール 蛾超獣ドラゴリー 幻覚宇宙人メトロン星人Jr. 巨大魚怪獣ムルチ(二代目) |
― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972年5月26日 | 8 | 太陽の命 エースの命 | 蛾超獣ドラゴリー 幻覚宇宙人メトロン星人Jr. 巨大魚怪獣ムルチ(二代目) |
― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
1972年6月2日 | 9 | 超獣10万匹! 奇襲計画 | 異次元人ヤプール 忍者超獣ガマス |
― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-市川森一 |
1972年6月9日 | 10 | 決戦! エース対郷秀樹 | 異次元人ヤプール 犀超獣ザイゴン 変身怪人アンチラ星人 |
― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-田口成光 |
1972年6月16日 | 11 | 超獣は10人の女? | 異次元人ヤプール くの一超獣ユニタング |
― | 監督-平野一夫 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
1972年6月23日 | 12 | サボテン地獄の赤い花 | 異次元人ヤプール さぼてん超獣サボテンダー |
― | |
1972年6月30日 | 13 | 死刑! ウルトラ5兄弟 | 異次元人ヤプール 殺し屋超獣バラバ |
ウルトラ4兄弟 | 監督-吉野安雄 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972年7月7日 | 14 | 銀河に散った5つの星 | 異次元人ヤプール 殺し屋超獣バラバ 異次元超人エースキラー 超人ロボット エースロボット |
監督-吉野安雄 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 | |
1972年7月14日 | 15 | 夏の怪奇シリーズ 黒い蟹の呪い |
異次元人ヤプール 大蟹超獣キングクラブ |
― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-田口成光 |
1972年7月21日 | 16 | 夏の怪奇シリーズ 怪談・牛神男 |
異次元人ヤプール(終始、僧侶の姿で登場) 牛神超獣カウラ |
― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1972年7月28日 | 17 | 夏の怪奇シリーズ 怪談 ほたるケ原の鬼女 |
異次元人ヤプール 大蛍超獣ホタルンガ 鬼女 |
― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-上原正三 |
1972年8月4日 | 18 | 鳩を返せ! | 異次元人ヤプール 大鳩超獣ブラックピジョン |
― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1972年8月11日 | 19 | 河童屋敷の謎 | 異次元人ヤプール 河童超獣キングカッパー アンドロイド夫婦 |
― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-斎藤正夫 |
1972年8月18日 | 20 | 青春の星 ふたりの星 | 異次元人ヤプール 大蝉超獣ゼミストラー |
― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972年8月25日 | 21 | 天女の幻を見た! | 異次元人ヤプール 天女超獣アプラサール 天女アプラサ |
― | 監督-山際永三 特殊技術-川北紘一 脚本-石堂淑朗 |
1972年9月1日 | 22 | 復讐鬼ヤプール | 異次元人ヤプール 凶悪超獣ブラックサタン 銀星人 宇宙仮面 |
― | 監督-山際永三 特殊技術-川北紘一 脚本-上原正三 |
1972年9月8日 | 23 | 逆転! ゾフィ只今参上 | 異次元人ヤプール 異次元超人 巨大ヤプール ヤプール老人 |
ゾフィ | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-真船禎 |
1972年9月15日 | 24 | 見よ! 真夜中の大変身 | 地獄超獣マザリュース 異次元人マザロン人 妖女 |
― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-平野一夫、真船禎 |
1972年9月22日 | 25 | ピラミットは超獣の巣だ! | 古代超獣スフィンクス 古代星人オリオン星人 |
― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-斎藤正夫 |
1972年9月29日 | 26 | 全滅! ウルトラ5兄弟 | 地獄星人ヒッポリト星人 | ウルトラ4兄弟 | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-田口成光 |
1972年10月6日 | 27 | 奇跡! ウルトラの父 | ウルトラ4兄弟 ウルトラの父 | ||
1972年10月13日 | 28 | さようなら夕子よ、月の妹よ | 満月超獣ルナチクス | ― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1972年10月20日 | 29 | ウルトラ6番目の弟 | 地底超獣ギタギタンガ 地底超人アングラモン |
― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-長坂秀佳 |
1972年10月27日 | 30 | きみにも見えるウルトラの星 | 黒雲超獣レッドジャック | ― | 監督-岡村精 特殊技術-川北紘一 脚本-田口成光 |
1972年11月3日 | 31 | セブンからエースの手に | 貘超獣バクタリ | ウルトラセブン | 監督-岡村精 特殊技術-川北紘一 脚本-山田正弘 |
1972年11月10日 | 32 | ウルトラの星に祈りを込めて | 超獣人間コオクス | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972年11月17日 | 33 | あの気球船を撃て! | 気球船超獣バッドバアロン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1972年11月24日 | 34 | 海の虹に超獣が踊る | 虹超獣カイテイガガン | ― | 監督-志村広 特殊技術-高野宏一 脚本-長坂秀佳 |
1972年12月1日 | 35 | ゾフィからの贈りもの | 夢幻超獣ドリームギラス | ゾフィ | 監督-古川卓己 特殊技術-高野宏一 脚本-久保田圭司 |
1972年12月8日 | 36 | この超獣10,000ホーン? | 騒音超獣サウンドギラー | ― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-長坂秀佳 |
1972年12月15日 | 37 | 友情の星よ永遠に | 鈍足超獣マッハレス | ― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-石森史郎 |
1972年12月22日 | 38 | 復活! ウルトラの父 | 雪超獣スノーギラン 伝説怪人ナマハゲ |
ウルトラの父 | 監督-山際永三 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1972年12月29日 | 39 | セブンの命! エースの命! | 火炎超獣ファイヤーモンス 火炎人ファイヤー星人 |
ウルトラセブン | 監督-山際永三 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1973年1月5日 | 40 | パンダを返して! | 宇宙超人スチール星人 | ― | 監督-鈴木俊継 特殊技術-川北紘一 脚本-田口成光 |
1973年1月12日 | 41 | 冬の怪奇シリーズ 怪談! 獅子太鼓 |
邪神超獣カイマンダ 獅子超獣シシゴラン 邪神カイマ |
― | 監督-鈴木俊継 特殊技術-川北紘一 脚本-石堂淑朗 |
1973年1月19日 | 42 | 冬の怪奇シリーズ 神秘! 怪獣ウーの復活 |
氷超獣アイスロン 伝説怪獣ウー(二代目) |
― | 監督-上野英隆 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1973年1月26日 | 43 | 冬の怪奇シリーズ 怪談 雪男の叫び! |
吹雪超獣フブギララ | ― | 監督-上野英隆 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1973年2月2日 | 44 | 節分怪談! 光る豆 | 鬼超獣オニデビル | ウルトラセブン | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石森史郎 |
1973年2月9日 | 45 | 大ピンチ! エースを救え! | ガス超獣ガスゲゴン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1973年2月16日 | 46 | タイムマシンを乗り越えろ! | タイム超獣ダイダラホーシ | ― | 監督-古川卓己 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1973年2月23日 | 47 | 山椒魚の呪い! | 液汁超獣ハンザギラン | ― | 監督-古川卓己 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗、山元清多 |
1973年3月2日 | 48 | ベロクロンの復讐 | ミサイル超獣ベロクロン2世 異次元人 女ヤプール |
― | 監督-菊池昭康 特殊技術-田淵吉男 脚本-市川森一 |
1973年3月9日 | 49 | 空飛ぶクラゲ | 水瓶超獣アクエリウス 宇宙電気クラゲ ユニバーラゲス |
― | 監督-菊池昭康 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1973年3月16日 | 50 | 東京大混乱! 狂った信号 | 信号超獣シグナリオン 信号怪人レボール星人 |
― | 監督-深沢清澄 特殊技術-神沢信一 脚本-石堂淑朗 |
1973年3月23日 | 51 | 命を吸う音 | バイオリン超獣ギーゴン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1973年3月30日 | 52 | 明日のエースは君だ! | 最強超獣ジャンボキング 遊牧星人サイモン星人(ヤプールの化身) |
― | 監督-筧正典 特殊技術-高野宏一 脚本-市川森一 |
スタッフ[]
- 監修(クレジット表記なし):円谷一
- プロデューサー:熊谷健、伊藤久夫(円谷プロダクション)、橋本洋二(TBS)
- 監督(本編)
- 筧正典(第1・2・7・8・19・20・25~27・32・33・36・37・44・45・51・52話)17本
- 山際永三(第3・4・9・10・15・16・21・22・28・29・38・39話)12本
- 真船禎(第5・6・17・18・23・24話)6本
- 古川卓巳(第35・46・47話)3本
- 満田かずほ(第1・2話)2本 ※筧正典と共同
- 鈴木俊継(第40・41話)2本
- 岡村精(第30・31話)2本
- 平野一夫(第11・12話)2本
- 吉野安雄(第13・14話)2本
- 上野英隆(第42・43話)2本
- 菊池昭康(第48・49話)2本
- 志村広(第34話)1本
- 深沢清澄(第50話)1本
- 脚本
- 市川森一(第1・4・7・9・14・48・52話)7本 ※メインライター
- 上原正三(第2・5・8・11・12・17・22話)7本
- 石堂淑朗(第16・21・28・33・38・41・43・45~47・49~51話)13本
- 田口成光(第3・6・10・13・15・18・20・26・27・30・32・39・40・42話)14本
- 斉藤正夫(第19・25話)2本
- 長坂秀佳(第29・34・36話)3本
- 山田正弘(第31話)1本
- 石森史郎(第37・44話)2本
- 真船禎(第23・24話)2本 ※24話は平野一夫との共作
- 久保田圭司(第35話)1本
- 平野一夫(第24話)1本 ※真船禎との共作
- 山元清多(第47話)1本 ※石堂との共作
- 監督(特殊技術):高野宏一、佐川和夫、川北紘一、田渕吉男、大平隆、神澤信一
- 撮影(本編):小泉一、逢沢譲、椎塚彰、中町武、長谷川元吉、内山五郎
- 撮影(特撮):山本武、鶴見孝夫、長谷川光広、向井賢哉
- 照明(本編):北沢保夫、上島忠宣
- 照明(特撮):森本正邦、広沢賢次、大口良雄、宮川清、出竹秀夫、高橋保夫
- 美術(本編):鈴木儀雄
- 美術(特撮):高橋昭彦、青木利郎
- OPでは未クレジットだが、初期のベロクロンやバキシムなどの着ぐるみ造形は、東宝でバランなどを手がけた村瀬継蔵主宰のツエニーが担当。以降は開米栄三主宰の開米プロダクションが担当している。
- 光学撮影:宮西武史、真野田嘉一、土井三郎
- 編集:小倉昭夫、船沢昌介、白江隆夫、小川信夫、田村嘉男、小堀治郎
- 助監督(本編):岡村精、菊池昭康、大内健二、石黒力
- 助監督(特撮):川北紘一、田渕吉男、神澤信一
- 音楽:冬木透
- 協力:東宝録音センター、東宝効果集団、東京現像所
- 制作協力:東宝映像株式会社、東京映画 ※ノンクレジット
- 制作:円谷プロダクション、TBS
出演者[]
レギュラー出演者[]
- 北斗星司隊員:高峰圭二(第1 - 52話)
- 南夕子隊員:星光子(第1 - 28・38・52話)[17] [18] [19][20]
- 竜五郎隊長:瑳川哲朗(第1 - 52話)[21]
- 山中一郎隊員:沖田駿一(第1 - 52話)
- 今野勉隊員:山本正明(第1 - 52話)
- 美川のり子隊員:西恵子(第1 - 52話)[22]
- 吉村公三隊員:佐野光洋(第1 - 52話)[23]
- 梶洋一主任:中山克己(第1 - 3、5 - 14、16 - 27、31話)
- 梅津ダン:梅津昭典(第29 - 43話)
- 梅津香代子:宮野リエ(第29 - 43話)
- ナレーター:岸田森
ゲスト出演者[]
- 地球防衛軍・隊長(第1話):幸田宗丸
- TAC通信隊員(第2・3・6・7話):鹿島信哉
- トラック運転手(第2話):田中力
- 警官A(第2話):北川陽一郎
- 旅客機パイロット(第2話):鹿島邦義
- 銀の卵に飲みこまれる作業員(第2話):畠山麦 ※ノンクレジット
- バキシムが化けた少年・中森四郎(第3話):高橋仁 ※ノンクレジット
- 四郎の祖父(第3話):田武謙三
- 四郎の祖母(第3話):小峰千代子
- 劇作家・久里虫太郎(第4話):清水紘治
- よみうりランドの学生(第5話):福原圭一
- よみうりランドの野次馬(第5話):三田三枝子
- 新星号パイロット・小山彰(第6話):小林昭二
- 小山の息子・敦(第6話):斎藤信也
- 山中隊員の婚約者・通信員・高階マヤ(第7話):関かおり ※第8話はクレジットのみ
- TACメディカルセンター医師(第8話):筈見純
- 「月刊ボーイズ」写真部カメラマン・鮫島純子(第9話):江夏夕子
- 「月刊ボーイズ」編集長・早瀬(第9話):草野大悟
- ニセ郷秀樹/アンチラ星人(第10話):団次郎
- 坂田次郎(第10話):川口英樹
- 村野ルミ子(第10話):岩崎和子
- 女子大生・アヤ/超獣ユニタングの角(第11話):夏川圭
- 女子大生/超獣ユニタングの一部(第11話):美波節子
- 女子大生/超獣ユニタングの一部(第11話):香川リサ
- 佐田刑事(第12話):桜木健一
- 岸田博士(第12話):近藤正臣[24]
- 荒谷三郎(第12話):佐藤一臣
- 荒谷三郎の父(第12話):高品格
- 小学校の校長(第12話):天草四郎
- 小学校の用務員・大山(第12話):大村千吉
- ドライブ中のアベック(第12話):赤塚真人[25]、荘司洋子
- 新聞配達の少年・一郎(第13話):根津雅彦
- 一郎の弟・昭二(第13・14話):染谷利貴
- 高倉司令官(第14話):山形勲
- 夢二(第15話):及一元次郎
- 今野隊員の姪・ユミコ(第15話):宇野三都子
- ヒッピー青年・高井/牛神男(第16話):蟹江敬三
- 吉村隊員の母・タツ(第16話):磯村千花子
- オリーブマノン化粧品の社長(第16話):守田比呂也
- ヤプールが化けた僧(第16話):土方宏
- 自動車を憎む少女・民子(第17話):野島ちかえ
- 民子の父(第17話):林昭夫
- 伝書鳩・小次郎の飼い主・坂上三郎(第18話):藤原規晃
- 三郎の母(第18話):石井富子
- 安夫(第19話):野島千照
- 安夫の姉(第19話):渡辺千鶴子
- 安夫姉弟の母(第19話):福田トヨ
- 医師(第19話):松尾文人 ※ノンクレジット
- 春山夫妻/アンドロイド夫妻(第19話):細川俊夫、坂田純子
- 篠田一郎(第20話):篠田三郎
- 天女アプラサ(第21話):三景順子
- 金持ちの坊ちゃん・シンイチ(第21話):松坂雅治
- 青年彫刻家・坂井/宇宙仮面(第22話):富川澈夫
- ヤプール老人(第23・24話):大木正司
- 早川よし子(第24話):岩本多代
- よし子の息子・早川健太(第24話):紺野英樹
- オリオン星人ミチル(第25話):田所陽子
- ヒロシの父(第26話):田中力
- ヒロシ(第26・27話):西脇政敏
- ヒロシの姉(第26・27話):小早川純
- 温泉客(第28話):今村源兵、佐山俊二
- 梅津姉弟の父・正嗣(写真のみ)(第29話):相原巨典
- 巡査(第30話):大泉滉
- ミオ(第31話):戸川京子
- バクおじさん・貘山(第31話):本郷淳
- テレビレポーター(第31話):辻しげる
- TAC本部司令(第31話):増田順司 ※クレジットは増田順二
- 飼育係(第31話):樋浦勉
- 星野アキラ/コオクス(第32話):高橋仁
- 大介(第33話):吉村影文 ※クレジットは吉村景文
- 大介の母(第33話):小園蓉子
- 教育ママ(第33話):塩沢とき
- 浜ユウジ(第34話):佐藤賢司
- ユウジの姉・浜波子(第34話):山田圭子
- おねしょ少年・浅倉雪夫(第35話):西脇政敏
- 雪夫の母(第35話):浅茅しのぶ
- 暴走族・俊平(第36話):小沢直平
- 暴走族・マチコ(第36話):佐伯美奈子
- 北斗の幼馴染・加島(第37話):真家宏満 ※クレジットは、まいえ宏満
- 鹿島の恋人・真弓(第37話):三笠すみれ
- サンタクロース/ウルトラの父(第38話):玉川伊佐男
- 春風園の先生・ユカリ(第38話):八代順子
- 梅津姉弟の叔父・三郎/ファイヤー星人(第39話):片岡五郎
- 黒マントの男/スチール星人(第40話):大村千吉
- パンダ堂店長(第40話):青空あきお
- 新太の父(第41話):堺左千夫
- 新太(第41話):神田一郎
- 新太の友人(第41話):野島千照
- 小雪(第42話):雨宮由美
- 良平(第42話):北川陽一郎
- 小雪の祖父(第42話):小栗一也
- 乞食仙人(第43話):大泉滉
- 猟の会員(第43話):向正人
- 青年空手家・一郎(第44話):小池正史
- 敬愛園の先生(第44話):中田喜子
- 天体マニア・ユタカ少年(第45話):石井秀人
- ユタカの父(第45話):小高まさる
- 特殊ガス社の社員(第45話):石山克巳
- 足窪村の村民(第46話):邦創典
- 坂上サユリ(第47話):西村ひろみ
- 坂上老人(第47話):巌金四郎
- 女ヤプール(第48話):高毬子
- アクエリウスが化けた神の使い(第49話):広瀬隆子
- 村人(第49話):畠山麦
- 熊吉(第49話):高松しげお
- 小川ユキ(第50話):笛真弓 ※ノンクレジット
- 警察官(第50話):辻村真人 ※俳優として
- 地下作業員/レボール星人(第50話):菊地英一
- 北沢春男(第51話):田中秀門
- 春男の母(第51話):蔵悦子
- バイオリンの先生(第51話):冬木透 ※ノンクレジット
- 少年(第52話):紺野秀樹、高橋仁、柳下達彦
声の出演[]
※全てノンクレジット
- ウルトラマンA:中曽根雅夫(過去作品から流用)、納谷悟朗、高峰圭二(日本語を話すとき)
- ギロン人:沢りつお(第5話)
- ゾフィー:阪脩(第5・35話)、納谷悟朗(掛け声のみ)(第5話)、市川治(第13・14話)、山下啓介(第23話)
- ウルトラマン:辻村真人(第13・14話)
- ウルトラセブン:池水通洋(第13・14・39・44話)、納谷悟朗(掛け声のみ)(第26話)、阪脩(第31話)
- ウルトラマン二世(帰ってきたウルトラマン):山下啓介(第13・14話)、納谷悟朗(掛け声のみ)(第26話)
- カブトガニ:辻村真人(第15話)
- マザロン人:沢りつお(第24話)
- オリオン星人:辻村真人(第25話)
- ヒッポリト星人:谷津勲(第26・27話)
- アングラモン:阪脩(第29話)
- ナマハゲ:沢りつお(第38話)
- スチール星人:梶哲也(第40話)
- 水瓶座第三星人:市川治(第49話)
- レボール星人:菊池英一(第50話)
スーツアクター[]
- ウルトラマンA:中西正(第1・2話)、武内正治(第3 - 52話)
- 帰ってきたウルトラマン:菊地英一(第1話のみ)
- 超獣・宇宙人:河合徹、図師勲、久須美護、高恭司、矢島登喜男
備考[]
- ヤプールの声は、エコー処理されていない本来の声が最終話で聞けるが、『ウルトラマンタロウ』でメフィラス星人(二代目)の声などを演じた西川幾雄とは異なる、別人の担当。辰巳出版の『僕らのウルトラマンA』127頁の「声の出演者に関する考察」には、アフレコの第1回録音時に、北斗星司役の高峰圭二がヤプール役の声優を目撃しており、”当時25歳ぐらいの、もの凄くハンサムな方だった"との証言が掲載されていた。
主題歌 挿入歌[]
- 主題歌:「ウルトラマンエース」
- 作詞:東京一 作曲:葵まさひこ 歌:ハニー・ナイツ、みすず児童合唱団[26]
- 当初は「ウルトラエース」のタイトルで準備されていたが、作品タイトルが変更になったことを受けて歌詞も変更された。TVサイズではサビが2度繰り返されるため、第2話以降レコード用フルサイズにはない歌詞が含まれている。
- OPの映像には『ウルトラマン』や『帰ってきたウルトラマン』の怪獣がシルエットで登場している。
- 作詞:東京一 作曲:葵まさひこ 歌:ハニー・ナイツ、みすず児童合唱団[26]
- 挿入歌:「TACの歌」
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:ハニー・ナイツ、みすず児童合唱団[26]
- 本編中ではカラオケに金管メロディーとワンダバコーラス(男声スキャット)を被せたものや、弦がメロディを奏でる間奏部分を編集したものが使用された。
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:ハニー・ナイツ、みすず児童合唱団[26]
- 「TACのワンダバ一週間」(「TACの一週間」)
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:エース・メンネン・コール
- BGMと同時に録音されていたが、商品化は1979年になってからであった。
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:エース・メンネン・コール
- 他に第5話のための挿入歌として上原正三が台本に記した歌詞をもとに「ゾフィのバラード」が作曲され、BGM録音の際にレコード化を前提にステレオでコーラス入りのカラオケが用意されたが、ボーカルの録音は行われなかった。同時に録音されたメロディー入りの音源のみが第5話のゾフィ帰還場面や第28話で夕子が月に還る場面などで使われている。また、Aの戦闘テーマも歌唱を想定して編成を変えた音源が本篇使用曲とは別にステレオで録音されている。いずれも1992年に水木一郎の歌唱が新規に録音され、ようやく完成を見た。
劇場版[]
1989「ウルトラマンA 大蟻超獣対ウルトラ兄弟」
- テレビシリーズ第5話を『ウルトラマンUSA』と『ウルトラマン 恐怖のルート87』の伴映で公開。
漫画連載[]
- 別冊少年サンデー
- 1972年6月号-1973年3月号 蛭田充
- よいこ
- 1972年5月号-8月号 久松文雄
- 幼稚園
- 1972年5月号-9月号 久松文雄
- 小学一年生
- 1972年5月号-9月号 中城けんたろう
- 1972年10月号-11月号 馬場秀夫
- 1972年12月号-1973年3月号 森義一
- 小学二年生
- 1972年5月号-1973年3月号 内山まもる
- 小学三年生
- 1972年5月号-1973年3月号 林ひさお
- 小学四年生
- 1972年5月号-1973年3月号 斉藤ゆずる
- 小学五年生
- 1972年5月号-1973年3月号 森藤よしひろ
- 小学六年生
- 1972年5月号-1973年3月号 森藤よしひろ
- 小学館BOOK
- 1972年5月号-1973年3月号 林ひさお
映像ソフト化[]
- DVDはデジタルウルトラシリーズ(発売元:デジタルウルトラプロジェクト、販売元:ビクターエンタテインメント)として、2004年7月23日~同年11年26日に発売。全13巻で各巻4話収録。1~4巻、5以降は3巻ずつ同時発売。
- その後、ウルトラ1800シリーズ(発売元:円谷プロダクション、販売元:バンダイビジュアル)として、2010年12月22日にはコンプリートDVD-BOX(本編ディスク13枚+特典ディスク1枚)が発売され、同じウルトラ1800シリーズで前出のDVDのスペシャルプライス版が2010年12月~2011年3月にかけて発売される予定である[27]。
脚注[]
- ↑ 通常は“ウルトラタッチ”と呼ばれたが、オートバイに乗りながらだと“ライダータッチ”になるなど異なった呼び名も劇中で使われている。
- ↑ ただし、同じく1972年4月から放送が開始されたバロム・1でも、2人の登場人物が合体してヒーローが現れるというパターンが採用されている。何故別の番組で同時期に合体変身のパターンが採用されたかについては、両制作側ともコメントしていない。また、同じ円谷作品の『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の後半に登場するアイゼンボーも2人の男女が合体して誕生する。
- ↑ 円谷作品としては、『ミラーマン』『トリプルファイター』が先行している。
- ↑ マルサン創業85周年記念企画 - マルサンとソフビ、その歩みをたどる
- ↑ 本放送当時、発売日が毎月6日と遅かった『小学五年生』『小学六年生』では『ウルトラマンA』のタイトルが連載開始に間に合っている。このことからも、かなり急な変更だったことがうかがわれる。
- ↑ 後年、雑誌(『ウルトラマンDNA』)インタビューで「どうしても『南夕子』になりきれなかった」ことを理由に降板させてもらったと、演じた星光子が述懐している。しかし、星光子の公式サイトでは降板する気はまったくなかった、台本を渡されるまで知らされてなかったと述懐している
- ↑ 2006年公開の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のセリフの中にも「銀河連邦」の名が出ているが、その実体は未だ不明である(ただし、ウルトラシリーズのライブステージではミラーマン、ジャンボーグA、ファイヤーマンが稀にゲスト出演してウルトラ戦士達と共闘しており、連邦の実体を思わせている)
- ↑ 8.0 8.1 北斗と夕子は第14話で誕生日を迎えているが、この回で北斗は20歳、夕子は18歳になったのか、それとも物語開始時での年齢がこれなのかは不明。もし第14話でこの年齢になったとすると、夕子は17歳で現役看護婦だったことになり不合理であるため、後者である可能性が高い。
- ↑ 9.0 9.1 当初、第1話で登場する超獣・ベロクロンは広島市に出現する設定で、いったん平和の象徴たる原爆ドームを襲撃・破壊するシーンの撮影もされたが、被爆者・関係者に対して刺激的過ぎるとの意見から本放送では削除され、同じ広島県の有力都市・福山市に出現する設定に変更されたためである。
- ↑ 本編では北斗の本職がパン屋であることについて、第1話以外では言及されなかった。この設定が活かされたのは劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』が初である。
- ↑ こうした性格は、後作でゲスト出演した際にも見られた。
- ↑ このメッセージは『人生が変わる1分間の深イイ話』にも取り上げられた。
- ↑ 初期名称案は「南七子」。
- ↑ 夕子の本職が看護婦であったとの初期設定が明確に活かされた初の例。ただし本編でも、災害被害者の脈を取り死亡を確認するなど、看護婦であったことを示唆するような描写は存在した。
- ↑ 演じた佐野が、ギターを弾くのが趣味のため。
- ↑ MATとTACの関係については本編では言及されていないが、『ウルトラマンメビウス』ではTACがMATの後継組織であったらしいことが示唆されている。
- ↑ 元々、関かおりが南夕子を演じる予定だったが、クランクイン直後に関が劇団のリハーサル中に足を骨折をしたため撮影できなくなり降板。急遽代役のオーディションを実施して星が選ばれた。番組は関の骨折前に第2話までの撮影はほとんど撮り終えており、第2話までの南隊員登場シーン部分を星の演技で改めて撮り直した。円谷プロには関が南を演じたAのフィルムや番宣用のスチール写真が残されている。なお、関は回復後、第7・8話(第8話は回想場面のみ)で山中隊員の恋人役で出演している。
- ↑ **星はこの番組に出演する前は、本名の堤光子の名前で子ども向けミュージカル(劇団四季時代)や舞台を中心にして活躍しており、テレビドラマの出演経験は無く、初出演でいきなり主役という大抜擢だった。芸名の星光子は、『ウルトラマンA』の作品内容にちなんだもので、円谷プロ側の意向でつけられた芸名である。
- ↑ **役作りのため(これも円谷プロ側の意向だった)、山野愛子デザインのオカッパを伸ばしたような髪型(通称「夕子カット」)に変えた。
- ↑ 企画では、関かおりの他に林由里も南夕子の候補者の一人だったという。
- ↑ 今野隊員役の山本によれば、瑳川は自分の出番がなくても現場で隊員役の演技チェックをして、撮影後のアドバイスをしていたとのこと。
- ↑ 美川隊員が私服で登場するシーンの衣装は全て西の私服で、いずれも縫製の仕事をしていた西の父親が作ったものとのこと。
- ↑ 企画の時点では佐野が北斗星司役の候補の1人として名があがっていた。
- ↑ 桜木と近藤は高峰と同一事務所で友人。高峰の応援のため、特別出演という形で出演した。当時人気絶頂だった2人に正規のギャランティを支払うと製作費に大幅にアシが出てしまうため、事実上ノーギャランティの友情出演だった。
- ↑ ノンクレジット。
- ↑ 26.0 26.1 主題歌のオリジナル原盤を制作した東芝音楽工業の表記による。「少年少女合唱団みずうみ」表記になるのは原盤がフリーになった1984年以降。CD「TV特撮ヒーロー・グレイテストヒッツ」解説書を参照。
- ↑ ウルトラ1800 円谷プロダクション公式WEBサイト
外部リンク[]
関連項目[]
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