『ウルトラマンパワード』は、円谷プロダクションがアメリカで制作した特撮作品、並びにその劇中に登場する巨大変身ヒーローの名称。
- 1993年12月5日-1994年8月25日ビデオ発売。全13話、7巻
- 1995年4月8日 - 同年7月1日:毎週土曜17:30 - 18:00 TBS系列にて地上波放送。
- 英題:Ultraman The Ultimate Hero
概要[]
怪獣対特殊戦力チーム W.I.N.R. の隊員のひとりケンイチ・カイと合体したウルトラマンパワードの戦いを、アメリカを舞台に描く。登場するウルトラマンや怪獣は全て初代『ウルトラマン』のリメイクである。
アメリカのケーブルテレビ局におけるウルトラマンGの好評を受け、海外販売前提に巨大変身ヒーローの代名詞『ウルトラマン』を映画のメッカであるアメリカのハリウッドが持つ技術でリニューアルするという方針により、製作された。脚本やデザインは日本で、撮影などは全てアメリカで行われた。
巨大感を出すために、ウルトラマンや怪獣の登場シーンは高速度撮影で撮影されており、劇場向け怪獣映画のようなゆっくりした動きは日本版ウルトラマンとはかなり異なった印象を与える。また、ウルトラマンや怪獣の造型レベルは非常に高く、着ぐるみ内部に細いパイプを埋め込み、冷却水を循環させてスーツアクターの負担を軽減させるなど、日本よりも進んだ技術も用いられた。レッドキングなどは表情が変わるギミックも搭載されている。
ストーリー性も非常に高く、「主人公(カイ)とパワードが完全に分離して最終戦に臨む」[1]、「登場人物の一人が、ウルトラマンの正体を理論的に研究する」、「斬られたウルトラマンの傷口から光が漏れる」[2]、「ウルトラマンが人間に戻る瞬間や、出現する瞬間が地上で行われる」[3]、「変身道具(フラッシュプリズム)の構造解析が行われる」など、他作品では滅多に扱われない領域にまで踏み込んでいる。
本作の音楽は佐橋俊彦が担当、佐橋にとって初のウルトラシリーズの音楽担当となり、同時に特撮作品における佐橋のデビュー作でもある。
その一方で、アメリカ側のスタッフは、巨大化するヒーローを主人公とする撮影に慣れていないため、日本側から円谷プロのスタッフが監修として参加したが、細かく職種が分かれていて互いの領分を侵さないアメリカの映画制作現場のルールと衝突することがあった。[要出典]
他のシリーズとの関係[]
第1話でパワード自らM78星雲・光の国の宇宙警備隊に所属している事を語ったり、第2話に登場したケムラーがアジアで暴れまわっていた[4]という証言など、作中で『ウルトラマン』と同じ世界観である事を示唆する発言がいくつかある。しかし、パワードが初めて現れた直後、W.I.N.R.隊員がマスコミの取材に対し彼が何者かわからない旨のコメントをしていることから、『ウルトラマン』(更には『セブン』~『80(エイティ)』及び『G(グレート)』に至るまで)の世界と繋がっているかどうか明確ではない[5]。このような設定の曖昧な点は『ウルトラマンG』、『ウルトラマンネオス』でも見られる。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では当初は登場予定はなかったが「設定上さしさわりないなら出したい」というスタッフの意向で[6]、宇宙警備隊の隊員としての姿が描かれた。
キャラクターとしてのウルトラマンパワード[]
- 名前:ウルトラマンパワード(ULTRAMAN POWERD)[7]
- 出身地:M78星雲・光の国[8]
- 年齢:1万3千歳
- 身長:55メートル
- 体重:5万8千トン
- 飛行速度:マッハ27(地球大気圏内)[9]
- 走行速度:マッハ9.99
- 跳躍力:一跳び1800メートル
- 打撃力:1億トン(通常時)
- 蹴撃力:2億トン(通常時)
- 斬撃力:レーザーメス以上の切れ味を誇る
- M78星雲・光の国より、バルタン星人[10]を追って地球にやってきた、青(蒼)き眼をした銀色の巨人。パワードの肉体は地球での活動に適していないため、カイの心や精神に決して立ち入らないことを約束したうえで、一体化(融合)した。カイとの一体化により、地球では約3分間の活動時間を得る。
- その戦力は単純計算で、初代ウルトラマンの約5倍であり、超強力な戦闘能力を有している。身体は非常に筋肉質であり、POWERD(パワード)の名に相応しい驚異的なパワーを内に秘めている。白兵戦を得意としており、敵に真正面から挑んで突破する戦法を多くとる。光線技や体術も非常に強力かつ豊富であり、次々に強敵を殲滅する。飛行速度・走行速度・跳躍力などの身体能力もハイスペックであり、歴代ウルトラ戦士の中でもトップクラスの戦闘能力と実力を備える。また“気力”を操ることもできる。パワードアイと呼称される眼の色は通常青(蒼)色だが、感情が高揚すると赤(紅)色へと変化する。
- パワードのカラータイマーは、過去のウルトラ戦士の物とは異なり、フレームに細工が施された独特な形状をしている。タイマー外輪に装備された緑色の発光体は漲りメーターと呼称されるもので、エネルギーが充填されると眩く発光し、活動時間の限界、もしくは体力を著しく消耗すると輝きが弱まり、点滅を始める[11]。前腕に装備されている鰭状の器官は〈パワードスタビライザー〉と呼称され、“気力”を充填することが可能であり、打撃や斬撃、そして光線技の威力を増幅させる機能を持つ。
- 全身のカラーリングは、細部は微妙に異なるものの初代ウルトラマンのそれと同一。またマスクの頬部分は削り込まれており、パワードの生物的なイメージを強調している。
- 最終話では、ドラコ戦でカイを傷つけてしまったことに責任を感じ、一体化していなければ十分な活動時間を得ることができないにもかかわらず、カイと分離しゼットンと対決。大苦戦の末、メガ=スペシウム光線の連射により撃破するも、自身もエネルギー切れを起こして相打ちとなる。しかし、自分の仲間である二つの真紅の光球によりサイコバルタン星人と母艦が駆逐された後、真紅の光球にエネルギーを与えられ無事復活を遂げ、カイたちに別れを告げて宇宙へと帰還した。
変身方法[]
カイは、「フラッシュプリズム」と呼ばれる宇宙模様(青と赤と銀が入り混じっている)のカプセルのスイッチを入れることでウルトラマンパワードに変身する。
能力[]
パワードの光線技は、初代ウルトラマンのものをベースとしている。
- メガ=スペシウム光線
- 両腕を十字に組んで[12]、前腕のパワードスタビライザーに“気力”を集中させて、腕全体から放つ眩い青白い光の必殺最強光線。エドランド隊長は「ウルトラマンのレーザー」と呼んでいる。設定上では威力はダイナマイト200万本分、初代ウルトラマンとウルトラマンジャックが使用したスペシウム光線の5倍もの威力とされている。十字架状の光線を象るのも特徴。破壊力はスペシウム光線の5倍であるが、両腕のパワードスタビライザーにより熱量が強化されその温度は1億度にも達し、対象を即座に爆破し蒸発させてしまう。ただし、同じく体から高温を発するザンボラーには通用しなかった。ガボラ戦ではガボラの頭部のみをピンポイントで撃ち抜き核爆発する前に蒸発させた他、ドラコ戦では、1度目は敵の生体反射外骨格に反射されたが、2度目はストライクビートルのミサイル連射で負った傷口にエネルギーを一点集中させて放つ事で倒した。ゼットン戦では、真正面から放った1度目は吸収板に吸収されて反射され、W.I.N.R本部の壁に反射して吸収板の装着されていない背中に放った2度目も振り向かれて吸収されたが、その直後の背中に放つことで倒した。このゼットン戦では、メガ=スペシウム光線を計4発放っており、しかもこのときはドラコ戦の直後でしかもカイと分離した状態で活動時間が不十分であった。そのため、カイと融合していればこれ以上の連射が可能と思われる[13]。
- 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場した時にもウルトラマンベリアルに使用したが、ベリアルにウルトラウーマンベスを盾にされて防御されてしまった。
- メガ=スペシウム光線一点集中放射版
- メガ=スペシウム光線の改良版で、通常のメガ=スペシウム光線と異なり、光線の先を細めるかそのまま敵の弱点の一点部に集中放射し対象を粉砕する。頑丈な装甲皮膚を持ったテレスドン戦で編み出して初使用し、前述のようにストライクビートルのミサイルの連射で傷ついたドラコの傷口に放射して撃破した。
- パワードスラッシュ
- エネルギーを丸のこぎり型に凝縮して投げつける、光のカッター。初代ウルトラマンの八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)と比較してやや小振りだが、威力は歴代ウルトラ戦士のものよりも非常に強力とされ、鉄塔を30本纏めて切断できる。ドラコやゼットンに使用するも、ドラコには片手で弾き返され、ゼットンには吸収された。
- エナジーナックル
- 手のひらから放つ、白い破壊光弾。ダダにダメージを与えた。
- パワードボム
- 両手で放つ青い光弾。ドラコに使用するも、効果がなかった。
- パワードバリヤー
- 透明な壁を作り出し、ドラコの高周波を防いだ。
- パワードアイビーム(本編未使用)
- 透視光線。主に特殊能力を持つ敵への対抗策として用いられる。
- テレパシー
- 怪獣や宇宙人に対して、意思の疎通を行う。集中する際には、合掌のポーズをとる。人間の森林伐採に対する怒りで暴れるザンボラーに対し、テレパシーで語りかけて説得した。
- ウルトラ念力(火災鎮火能力)
- ザンボラーが引き起こした山火事や、コンビナートの火災を、念力で静めた。
- ハンドシャットアウト
- ペスターの火炎を、両手で押さえ込むように受け止めた。
- エナジーリバース
- バルタン星人のバイオビームを両手で投げ返し、ダダのアームレーザーを跳ね返した。
- ボディリバウンド
- アボラスの溶解泡とバニラの火炎を、それぞれ掌で受け止めた。
- パワードパンチ
- スタンダードな技。敵に連打し1億トンの破壊力で敵にダメージを与える。最大破壊力ならば怪獣のボディを貫通する威力を誇るとされる。
- パワードキック
- 2億トンの破壊力を持つ強力な技でバニラやゴモラを吹き飛ばす威力を見せた。
- パワードチョップ
- 手刀と前腕のパワードスタビライザーを駆使した強力なチョップ。雌のレッドキングを一撃でダウンさせる威力がある。
- パワードダブルチョップ
- パワードチョップの変形版。手刀と前腕のパワードスタビライザーを駆使したパワードチョップを両手で打ち込む。
- ウルトラ・ヘッドパッド
- 強烈な頭突きでダダ戦でのみ使用。ダダを後退させた。
- 火炎反射能力
- 怪獣の吐く火炎を両腕で吸収し、何倍もの威力に変えて相手に押し戻す技。
- ウルトラパワー
- 体中の気を集めることでパワーをアップさせる。劇中では雄のレッドキングの突進を押し返すなどしている。
W.I.N.R.[]
W.I.N.R.(ウィナー)は、Worldwide Investigation Network Responce の略で、超常現象や怪獣・異星人による怪事件などの調査・対応のために国連指揮の下で編成された特別捜査ネットワーク機関。その運営は各国からの基金で成り立っており、世界各国に支部が点在する。基本的に調査・研究機関である為、怪獣対策時も第一に人命・共有財産保護を目的とし可能ならば怪獣を保護する場合もある。しかしここ数年怪獣出現が頻発し、W.I.N.R.は対怪獣戦を主任務とした組織というイメージが強くなっている。時には各国の軍隊と共同作戦の展開なども行うが、W.I.N.R.の方針上、軍からの命令には拒否権を持ち、国家間戦争には決して介入しないことになっている。組織のマークは『ウルトラマン』の科学特捜隊と同様、星に矢羽を付けたようなデザインになっている。
北米支部基地[]
- 本編の舞台で、劇中では本部と呼称される。カリフォルニア州ロサンゼルス郊外に位置する。曲線を多用した銀色の基地で、最新の耐火・耐震設計が施されているため非常に頑強でレーザー砲・ミサイル砲各種も設置されている。基地の中枢となるコマンドルームは大規模な空間で、多数のモニターやコントロールパネル、軍のものを超える高度な研究システムを備え、他にも隊員たちの私室やメディカルルーム、科学室なども基地内部に置かれている。スカイハンターの格納庫や、ストライクビートルを直接発進させるリフトは基地の傍らの地下に存在する。長く本編の舞台であったが、最終話の冒頭にて、宇宙から降ってきたゼットンの繭が直撃、破壊された。その後のウルトラマンパワードの、銀色の曲面装甲にメガスペシウム光線を反射させてゼットンの背後を狙うという作戦に用いられて光線の照射を浴び、反射には成功したが反動から爆発してしまった。
メンバー[]
- ケンイチ・カイ隊員
- 本編主人公。怪獣と戦うためにパワードと一心同体となった。設定では日本人とのハーフとされている。地上での情報収集や後方支援を担当することが多く、滅多に戦闘機には乗らなかった。そのため、危機に陥ったり負傷することも多々あった。また、あらゆる兵器や武器の知識に精通している。
- ラッセル・エドランド隊長
- W.I.N.R.アメリカ支部の隊長兼作戦司令官。命令があまり的確ではなく、自ら出撃してもすぐに撃墜されることが多いが、任務の遂行には厳格である。
- テレサ・ベック隊員
- 科学や生物学等の知識に長けたデータ・アナリストで、W.I.N.R.の頭脳的存在。また、怪獣などの弱点を探る副隊長的存在でもあり、個人的にパワードのことを研究・調査していたが、最終話でパワードの正体がカイであることを知ってしまう。
- リック・サンダース隊員
- ジョーク好きで常に軽口を叩き、命令を無視することも多いが射撃の腕は一流。潜航艇を「イワシの缶詰になるのは御免だ」と毛嫌いしている。
- ジュリー・ヤング隊員
- ストライクビートルや潜航艇の操縦を担当する優秀なパイロット。頼りない言動が多いが腕は確か。ただし、スカイハンターを操縦することは少なく、最終話でスカイハンターを操縦した際は「あまり自信がない」と答えている。怪獣化したジャミラ・ミラーの義妹。
装備[]
銃器類・特殊装備[]
- W.I.N.R.スーツ
- 鮮やかなブルーを基調とした隊員服で、出動時には左肩に個人IDが付いたジャケットをスーツの上に着こむ。スーツとジャケットの左胸部分には各隊員の姓が英字でプリントされている。
- W.I.N.R.ヘルメット
- 戦闘時に着用するモニター機能を備えたゴーグル付きの特殊強化プラスチック製高性能ヘルメット。頑丈なだけでなく、赤外線捕捉機能やカメラマウントまで装備している。
- インターフェイス・コミュニケーター
- 隊員が携帯するリストシーバー。電磁波の影響を受けずに遠距離通信が可能で、円形の画面に送信者の姿が映される。
- W.I.N.R.ショット
- 隊員が携帯する0.6mm電磁レールガン。銃身を伸ばしたランチャーモードにすると、9mmロケット弾を発射できる。デザイン段階では弾頭部に劣化ウランを使うという案があった(『B-CLUB』掲載記事より)。
- バズーカ砲
- 強力な破壊力があり、地上戦でリックが多用し、第1話でバルタン星人攻撃に使用。
- 小型ロケットランチャー
- 発射口が4つあり、第9話でカイがアボラス攻撃に使った。ローバーの後部シートに搭載されている。
- 元素スキャナー
- 第2話ではケムラーを、第6話ではジャミラをそれぞれ探索するために使用された探知機。
- 放射能防護服
- 第5話で、ヤングとサンダースがウラン爆弾開発の為に着用した黄色の防護服。
- 耐熱服
- 第7話で、カイがザンボラーにローバーで接近した際に着用した。
- 絶縁服
- 第8話で、隊員たちがダダの電流攻撃を防ぐために着用した。
ライドメカ[]
- ストライクビートル
- 全長:15.8m 全幅:13.2m 重量:6.8t 最高速度:マッハ3.1 乗員:2名
- 対怪獣攻撃用に開発された主力戦闘機で、多目的ミサイルが武器。状況に応じて攻撃用レーザーユニットや30mm機関砲ユニットを搭載し、完全空中停止や後進、低速機動運動が可能。世界中のW.I.N.R.各支部に配備されており、支部ごとに外観が異なるらしい。
- スカイハンター
- 全長:313m 全幅:195m 重量:553t 最高速度:時速960km(空中)・マッハ18.5(宇宙空間) 乗員:6名(非常時:200名以上)
- 宇宙航行も可能な巨大空中母艦(実写ウルトラシリーズに登場した防衛チームの大型機中歴代1位の大きさを誇る)で、事件現場では作戦本部になる。ストライクビートルを3機搭載する。武器は強力レーザー砲と大型ミサイル砲で、機体下部に装備した巨大メカハンドで怪獣の運搬も行う。基本乗員は6名だが、救助時は最大20名、最大非常時には200名まで搭乗可能。
- 最終回ではカイが持っていたフラッシュプリズムを利用して開発した強力レーザー砲『リダブライズド・システム・コンバーター』を装備してサイコバルタン星人の宇宙船を攻撃した。
- ローバー
- 悪路も走行可能な4WDで、最高時速240kmの6人乗り高性能地上攻撃車。
- 特殊潜航艇S-22号
- 深さ1万mの海底でも活動可能な水中作業用メカ。武器は2基の魚雷。
その他の設備[]
- 通信衛星
- 第7話に登場。地上攻撃用の強力レーザー砲『サイクロープス・アイ・レーザー』を装備し、カイの遠隔操作で地上のザンボラーを攻撃した。
キャスト[]
レギュラー・準レギュラー[]
- ケンイチ・カイ - ケイン・コスギ(日本語吹き替え:森川智之)
- ラッセル・エドランド - ハリソン・ペイジ(内海賢二)
- テレサ・ベック - サンドラ・ギィバード(戸田恵子)
- ジュリー・ヤング - ロビン・ブライリー(久川綾)
- リック・サンダース - ロブ・ロイ・フィッツジェラルド(江原正士)
- ウルトラマンパワード(声) - ショー・コスギ(ショー・コスギ(1話)、大塚明夫(13話))
- 戦闘中の掛け声は初代ウルトラマン(中曽根雅夫)の流用。
- ビデオ版予告ナレーション - 森川智之
ゲスト出演者[]
- 警察官(第1話) - マリ・ワイス、スティーブン・R・バーネット(堀越真己、牛山茂)
- レポーター(第2話) - パティ・ペリカン(佐々木優子)
- ハリッキー(第2話) - コンバット・バックマン(峰恵研)
- 牧場主(第2話) - エド・モーガン(島香裕)
- ロジャー・シェクター(第3話) - ジェフリー・コムズ(菅生隆之)
- バマラ(第3話) - ジュリー・ウリベ(佐々木優子)
- カタンガ(第3話) - イライアス・ガレゴス(小室正幸)
- ピート(第3話) - フィリップ・タンジニ(相沢正輝)
- 太陽の民(第4話) - ジム・ユスタマン、ケビン・ハドソン(塚田正昭、他)
- 白衣の女性(第4話) - ジュディ・ジィーン・バーンズ(久保田民絵)
- カイル・モリソン(第4話) - アレックス・ネビル(成田剣)
- 陸軍将校(第4話) - ジョン・トゥイ(小島敏彦)
- ケインズ(第5話) - ダニー・ヒックス(小島敏彦)
- ウインディラ(第5話) - ケビン・ペイジ(福田信昭)
- 原発職員(第5話) - ブレンタ・クレミー(田中敦子)
- 採掘会社社員(第5話) - アート・ボニーラ(塚田正昭)
- 原発職員(第5話) - レイ・ラグリン(成田剣)
- フェントン(第5話) - ビル・ムミー(特別出演)(坂東尚樹)
- ジャミラ・ミラー(第6話) - フィリップ・スチュアート(辻親八)
- カレン・ミラー(第6話) - マリッサ・セオドア(岡村明美)
- パティ・ミラー(第6話) - キンバリー・ベック(相沢恵子)
- エセックス大佐(第6話) - ジョン・マッカーン(有本欽隆)
- エセックス大佐の部下(第6話) - ジェシー・コインズ(荒川太郎)
- ダン(第6話) - スティーブン・クレーマー(水野龍司)
- 消防士(第7話) - マイケル・ハンガフォード(水野龍司)
- ダダ(声)(第8話) - 不明(田原アルノ)
- ニューロネット社幹部(第8話) - ウェンディ・ロビー(井上喜久子)
- マーク・ミッチェル(第8話)ウォルフ・ミュザー(平田広明)
- 刑事(第8話) - スティーブ・イースティン(大山高男)
- ドクター(第8話) - ジャック・オング(小山武宏)
- ミッチェル家の隣人(第8話) - ローズ・マリー(特別出演)(さとうあい)
- ウィッティガー博士(第9話) - ジェイソン・トッド・マジック(大山高男)
- ウィッティガーの助手(第9話) - シァーノ・パロビッチ(さとうあい)
- ジェシー(第9話) - キャサリン・ネガシ(井上喜久子)
- 大学生(第9話) - ジョン・G・ハーツラー(平田広明)
- 水道局員(第9話) - スティーヴ・モナーク(小山武宏)
- アルツール・メンデス(第10話) - ハイメ・P・ゴメズ(影丸茂樹)
- ガーナース(第10話) - ミリ・ノバック(深見梨加)
- 検査官(第10話) - トム・フィンネガン(藤本譲)
- 石油会社職員(第10話) - E.E・ベール(長島雄一)
- TVレポーター(第10話) - ジュディ・ルイズ・ジョンソン(氷上恭子)
- ハセガワ博士(原語ではナガン博士)(第11話) - ダニー・カメコナ(藤本譲)
- 警備員(第11話) - トレシ・ウォルター(特別出演)(塚田正昭)
- ニュースキャスター(第11話) - ワーレン・スタンホップ(辻親八)
- シルビア・ジャクソン(第11話) - サンドラ・スプリグス(深見梨加)
- 気象予報士(第11話) - ダン・ロジェー(長島雄一)
- ヘリのパイロット(第12話) - カール・ルクット、テッド・プライーヤ(古田信幸、大塚明夫)
- カルシア将軍(第13話) - ハロルド・カンノン・ロペズ(大木民夫)
スーツアクター[]
- ウルトラマンパワード:スコット・ロジャース
- 怪獣:ゲイリー・ポール、テリー・ジェームズ、モンティ・L・サイモンズ、アンソニー・、マイケル・R・ロング
放映リスト[]
カッコ内はアメリカでの話数。
話数 | サブタイトル(日・英) | 登場怪獣・宇宙人 | オリジナル脚本 | 脚本 |
---|---|---|---|---|
1 | 銀色の追跡者(On a Mission from M78) | 宇宙忍者バルタン星人(複数) | 伊藤和典 | キング・ワイルダー |
2 | その名はウルトラマン(Catch a Kemura by Tail) | 毒ガス怪獣ケムラー | ||
3 | 怪獣魔境へ飛べ!(A Quaret of Creatures) | どくろ怪獣レッドキング(雄、雌) 有翼怪獣チャンドラー 友好珍獣ピグモン |
山口宏 | ジョン・ダグラス |
4 | 闇からの使者(The Dark Past) | 地底怪獣テレスドン 太陽の民(3人) |
伊藤和典 | スティーヴン・カレンディー |
5 | 電撃防衛作戦(Monstrous Meltdown) | ウラン怪獣ガボラ | 山口宏 | バド・ロバートソン |
6(8) | 宇宙からの帰還(A Father's Love) | 棲星怪獣ジャミラ 謎の生命体 |
スティーヴン・カレンディー | |
7(9) | 灼熱の復讐(Fire Below) | 灼熱怪獣ザンボラー | 伊藤和典 | トッド・ギルバート |
8(6) | 侵略回路(The Dada Effect) | 三面怪人ダダ(A、B、C) | 伊藤和典 ジョン・ダグラス |
ジョン・ダグラス |
9(7) | 復活!ニ大怪獣(Tails from the Crypts) | 青色発泡怪獣アボラス 赤色火焔怪獣バニラ 赤色火焔怪獣再生バニラ |
山口宏 | バド・ロバートソン |
10 | 二人の英雄(Deadly Starfish) | 油獣ペスター | 山口宏 バド・ロバートソン | |
11 | よみがえる巨獣(Dino Might) | 古代怪獣ゴモラ | 伊藤和典 | ティム・レンナール |
12 | パワード暗殺計画(Falling Stars Spell Trouble) | 彗星怪獣ドラコ どくろ怪獣レッドキング(雄)(2体目) 宇宙恐竜ゼットン(シルエットのみ) |
ウォルター・A・ドティ三世 | |
13 | さらば! ウルトラマン(The Final Showdown?) | 宇宙恐竜ゼットン 宇宙忍者サイコバルタン星人 宇宙忍者バルタン星人(複数) |
- 本作品に登場する怪獣は、映像作品中では『ウルトラマン』のものと全く同じ名(上記リスト中の表記)で呼ばれている。書籍によっては日本のウルトラ兄弟シリーズの後を受けて「xxx代目」とカウントされる場合もあるが、商品化時などほとんどの場合「パワードxxx」と呼んで『ウルトラマン』に登場した怪獣と区別している(サイコバルタン星人を除く)。
スタッフ[]
- 製作:円谷プロダクション、ウルトラマンパワード製作委員会
- 製作総指揮:円谷皐
- プロデューサー:円谷一夫、渡辺繁
- 制作プロデューサー:ジュリエット・アボラ
- 監督:キング・ワイルダー
- 特殊効果:ジョセフ・ビスコーシレ
- 音楽プロデューサー:玉川静
- 音楽:佐橋俊彦
- 怪獣 & メカニックデザイン:樋口真嗣、前田真宏、三池敏夫
- ウルトラマン&モンスター造型:ケビン・ハドソン
- キャスティング:アロン・クリフィス
- コスチュームデザイナー:エリザベス・ジェット
- プロダクション・デザイナー:アロン・オズボーン
- 撮影監督:ドン・E・ファントリロイ、カルロス・ゴンザレス・バアレット
- 編集:ニナ・M・ギルバーティ
- 2ndユニット監督/撮影監督:R・マイケル・ストリンガー
- スタント・コーディネーター:ゲイリー・ポール
- 制作:メジャー・ハヴォック・エンターテイメント
- 日本語版演出:高橋剛
- 翻訳:佐藤恵子
- 調整:熊倉亨
- 日本語版製作:東北新社
映像ソフト化[]
ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)とLD(セルのみ)が全話リリースされている。DVDの発売については2010年現在未定。
主題歌[]
- 『ウルトラマンパワード』
- 作詞 - 松井五郎/作曲 - 鈴木キサブロー/編曲 - 矢野立美/歌 - 前田達也
- オープニングテーマ。アメリカ版はインストを使用。
- 『この宇宙のどこかに』
- ビデオ版エンディングテーマ。
- 作詞 - 松井五郎/作曲 - 鈴木キサブロー/編曲 - 矢野立美/歌 - 前田達也
- 『STARLIGHT FANTASY』
- 作詞 - 森雪之丞/作曲 - 良実明宏/編曲 - Y2/歌 - 須藤ひとみ
- テレビ版エンディングテーマ。
ウルトラシリーズでの客演[]
- 『新世紀ウルトラマン伝説』
- 他のウルトラ戦士と共に天空魔と戦った。
- 『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』
- ウルトラマンキングの誕生日を他のウルトラ戦士と共に祝福する。
- 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
- 宇宙警備隊員としてパワードが登場。主に同じ海外作品の『ウルトラマンG』、『ウルトラマンUSA』のウルトラチームと一緒にいる場面が多い。ウルトラマンベリアルとの戦いではメガスペシウム光線を放つが、ベリアルが盾にしたベスに命中してしまい、他のウルトラ戦士と共に負けてしまった。その後、光の国の氷結に巻き込まれるが、ウルトラマンゼロがベリアルから「プラズマスパーク・エネルギーコア」を取り戻したことにより、無事復活する。
ゲーム版[]
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
---|---|
対応機種 | 3DO |
開発元 | バンダイ |
発売元 | バンダイ |
人数 | 1〜2人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 | 1994年3月20日 |
価格 | 8,800円 |
本作のゲーム版は1994年3月20日にバンダイから3DO用として発売された対戦型格闘ゲーム。日本国内では初の3DO規格マシン『3DO REAL』と同日に発売されたソフトの1つ。
CD-ROMの大容量を活用した実写取り込みの動画や高品質なBGMなど、発売当時としては先進的な演出がなされていた。1994年5月末までに5万本販売。
システム[]
ゲームシステムはスーパーファミコン用ゲームソフト『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』がベースになっている。システム上の主な変更点は以下のとおり。
- 防御動作の追加
- 敵のゲージを吸収する「挑発」の追加
- 光線技などの必殺技はコマンド入力によって発動するようになった。技によってはゲージが必要。
- ウルトラマンパワード使用時にメガスペシウム光線を放つには、ゲージが満タンの状態を一定時間維持する必要がある。条件を満たすと、画面上部中央に表示されているカラータイマーを囲む8つの小さいランプが点滅する。
- 『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』では、敵怪獣を倒すには体力を0にしてからとどめにレベル4の必殺技を使う必要があったが、本作ではこの手順を踏む必要が無くなった。敵怪獣の体力を0にすると自動的にとどめの演出が入る。
ゲーム内容[]
- VISUAL MODE
- ウルトラマンパワードを操作し、敵怪獣と対戦するモード。全3ステージ。ステージ開始時と終了時に原作からの取り込み映像を使用した動画が挿入される。また、とどめの演出がBATTLE MODEと一部異なる。
- BATTLE MODE
- ウルトラマンパワードを操作し、敵怪獣と対戦するモード。全8ステージ。
- VS MODE
- 1P vs CPU、または1P vs 2Pで対戦するモード。演出の都合上、1P側がウルトラマンパワード、2P側がいずれかの怪獣を選択することになる。隠しコマンドで1Pと2Pを交換することはできるが、怪獣同士で対戦することはできない。
- DATA BASE
- データベースモード。原作の画像が閲覧できる。
VISUAL MODEとBATTLE MODEでは怪獣との対戦前にVTOLによる3D視点のシューティングモードがあり、怪獣に撃墜されるまでの間、ある程度のダメージを与えておくことができる。
登場怪獣[]
BATTLE MODEでの登場順。※はVISUAL MODEにも登場する怪獣。
脚注[]
- ↑ 本作以外の例としては『ザ☆ウルトラマン』や『ウルトラマンコスモス』でもウルトラマンが変身者と分離しての最終決戦があった(ただしどちらも一時的なものであり最終的な決着では再合体している)。
- ↑ 後の『ウルトラマンティガ』でも同様の現象が見られた。
- ↑ 『ウルトラマン』ではウルトラマンがハヤタを地上に降ろすシーンはあったが、ウルトラマン自体がハヤタに戻る瞬間は描かれなかった。『ウルトラマン80』ではウルトラマンが矢的に戻る瞬間が地上で行われている。
- ↑ 「1976年の中国でのこと」という和訳もなされているので直接に初代『ウルトラマン』での事件ではない。
- ↑ 円谷プロダクションが監修した講談社まんが百科⑦「ウルトラマンひみつ大百科」その他の当時の関連書籍では(前年の『ウルトラマンG』と共に)旧シリーズと設定上の世界観が繋がっていることが明確にされていた。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの世界観を扱った『ウルトラマンメビウス』では触れられていない。
- ↑ 同映画パンフレット坂本浩一監督のインタビュー参照。
- ↑ 本名は不明。劇中では「宇宙の平和を守る組織に属する者」とのみカイに自己紹介しており、カイの命名によりW.I.N.R.のメンバーたちからは単に「ウルトラマン」と呼ばれている。
- ↑ ウルトラの星/ウルトラの国とも呼称される。
- ↑ 宇宙空間では、真紅の光球となって超光速移動する。
- ↑ バルタン星人○代目と呼称されることは、極めて少ない。本作に登場する怪獣の呼称に関しては、放映リストの項目を参照のこと。
- ↑ エネルギーが減少すると点滅し、音が鳴るというカラータイマー本来の性能・機能は変化していない。
- ↑ 基本的な構え方は初代ウルトラマン、ウルトラマンジャックと同一だが、若干構えが大きく(深く)なっている。
- ↑ ただし、この4発を放ったゼットン戦ではパワードもエネルギーを使いきり、倒れてしまった。
関連項目[]
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