FANDOM


ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET
監督 北浦嗣巳
脚本 長谷川圭一川上英幸
製作総指揮 円谷一夫
出演者 杉浦太陽
撮影 大岡新一
編集 松木朗
配給 松竹
公開 2002年8月
製作国 Flag of Japan 日本
言語 日本語
前作 ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT
次作 ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE
  

ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』(ウルトラマンコスモスツー ザ・ブループラネット)は、2002年8月3日に劇場公開された松竹配給の特撮映画

2002年9月7日には、子供時代のムサシを主人公にした『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET ムサシ(13才)少年編』も一部の劇場で公開された(後述)。

同時上映は『新世紀ウルトラマン伝説』。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


概要 編集

テレビシリーズ『ウルトラマンコスモス』の2年後を描く作品。サイパンでの大がかりなロケが決行されている。

コスモス本編には登場しなかったもう一人のウルトラマンである「ウルトラマンジャスティス」が今回の映画で初登場した。

本篇のDVDは2003年4月25日発売。ウルトラマンティガウルトラマンダイナウルトラマンガイアウルトラマンネオスで特捜チームの隊長・副隊長・隊員を演じた俳優達が友情出演している。


ストーリー 編集

チームEYESを離れ、長年の夢であったアストロノーツとなったムサシは、聖獣パラスタンが護る緑の遊星ジュラン(Qの同名の怪獣とは無関係)へ向かった。

しかし、ジュランは赤い砂に覆われて荒れ果てた死の星となっていた。そこに現れた怪獣スコーピスと、新しい戦闘モードになったウルトラマンコスモス。ムサシは再会したコスモスに救われ地球へ帰還し、友人のツトムの結婚式のためにサイパンへ向かった。そこでムサシは海底怪獣レイジャとSRCの新生チーム「チームSEA」、そしてギャシー星人の「シャウ」、「ジーン」と出会う。

ムサシはチームSEAへ入隊し、地球に飛来したスコーピスと交戦。レイジャも加勢するが力及ばず撃退されてしまう。「コスモスがいれば…。」と嘆くムサシは、逃げ惑う人々の中にいた少年のコスモスが来てくれると信じる想いを受け、輝石を振り上げ再びコスモスと一体化。スコーピス達を操り、遊星ジュランやギャシー星を滅ぼした張本人サンドロスに立ち向かうが歯が立たない。

そして、窮地に陥ったコスモスの前にもう一人のウルトラマンが現れ…。

ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET ムサシ(13才)少年編 編集

『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』の劇場公開を前に発生した主演俳優誤認逮捕事件を受け、代替用として急遽制作された作品。同主演俳優の登場シーンを差し替えるため、劇場版での前作『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』において子供時代のムサシを演じた東海孝之助が主演となっている。

子供時代のムサシの視点で再構成されているが、内容は『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』のダイジェストともいえる構成であり、作品の上映時間も約15分間短縮されている。

結果的にコスモスの放送が再開されたことで『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』の公開が可能となったことから、今作は一旦行き場を失ったが、同作公開から1ヶ月後、一部都市で公開された。公開日がコスモスの放映日だった。

登場人物 編集

春野ムサシ
テレビシリーズでウルトラマンコスモスに変身していた。コスモスと分離後にチームEYESを退役、SRC宇宙開発センターに移籍し、念願のアストロノーツとなった。ツトムの結婚式に出席するために向かったサイパンでかつてのSRC隊員キドと再会、チームSeaの臨時隊員となる。その後九州にスコーピスが出現した際にコスモスと再会し、再び一つとなる。22歳。
川瀬マリ
ムサシの小学校時代の同級生。『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』の際に知合ったバルタン星人のシルビィとメール友達になっており、彼を通じてギャシー星人と知合う。
佐々木ツトム
ムサシの小学校時代の同級生。サイパンの観光局に務めており、現地の女性リタと結婚した。同級生からは「うらやましい」と言われた。

SRC 編集

キノザキ副代表
SRCの副代表。48歳で、地球外生命体とも解りあえると信じ、ギャシー星人と協力態勢を築き上げる決断をする。
アカギ審議官
キノザキの片腕で、K2電波シールドで地球を覆う計画「プロジェクト・ブルー」の責任者。地球の平和を心から願う英才な40歳。

チームSEA 編集

SRCオリジナルセブンの一人、キドが率いる海洋専門の怪獣調査・保護部隊。マリアナ諸島ロタ島に本部を構える。南国に対応した半袖の隊員服を着用し、ラウンダーショットも TEAM EYES と同タイプの物を使用する。

キド隊長
旧SRCメンバーの一人。SRC 隊員時代と違い少し落ち着いた様子も見せるが、トロイSを開発するなどメカニックの腕は現在でも衰えていない。
ヒュウガ隊員
紅一点。チームSeaのメカニック操縦担当。マリンダイバーだけでなく、トロイAS も難なく操縦する。
カノウ隊員
海洋生物学の専門家。コンピューター操作も得意とする、物静かな男である。
マカベ隊員
データリング担当。少々おっちょこちょいで、臆病な一面もある。

統合防衛軍 編集

イヌガイ司令官
防衛軍の司令官。異星人との協力関係に懐疑的だった為、当初はギャシー星人を追放しようと主張した。
ヒジカタ参謀
防衛軍の副司令。直接実戦指揮を執るが、冷静で物解りがいい人物でもある。

ウルトラマンジャスティス 編集

  • 身長:46メートル
  • 体重:4万1千トン

母星を脱出したギャシー星人の宇宙船をスコーピスから救い出し、その後地球に飛来し、サンドロスに苦戦するウルトラマンコスモスに加勢した。

また、コスモスが「青」がメインカラーでスピードタイプの戦士でもあるのに対して、ジャスティスは「赤」がメインカラーでパワータイプの戦士でもある。

ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティスでのジャスティス 編集

ジュリという人間の姿に変身して地球に飛来。宇宙正義に基づき、人類を守るウルトラマンコスモスと対決する。しかし、子犬を助けようとする少女の姿を見てコスモスが人類の未来を信じる理由を理解し、同じく宇宙正義に基づいて人類を滅ぼすためにやってきたグローカーに対して、コスモスと共闘する。そしてクラッシャーモードに覚醒、さらにはコスモスと一つになりウルトラマンレジェンドとなった。

スタンダードモード 編集

ウルトラマンジャスティスの基本形態。ダイナミックな技と、必殺のビクトリューム光線で、どんな敵も倒す。

ジャストランサー
ジュリからジャスティスの姿に戻る時に使用するアイテム。
  • 飛行速度:マッハ13
  • 走行速度:マッハ3.5
  • 水中速度:マッハ2
  • 潜地速度:マッハ2.5
  • ジャンプ力:1600メートル
  • 握力:9万トン(人間換算で90キロ)

必殺技 編集

ビクトリューム光線
両手を前に突き出して放つ、一撃必殺の衝撃光線。コスモスのコズミューム光線との同時発射でサンドロスを倒した。
ライトエフェクター
両手を前に突き出して放つ、相手を一瞬にして蒸発させる光のエネルギー波動。宇宙でスコーピスを2体倒し、追われていたギャシー星人を助けた。

その他の能力 編集

ダージリングアロー
敵の急所を狙って放つ光の矢。サンドロスを攻撃してコスモスを助けた。
ジャスティススマッシュ
右拳から放つ、敵の虚を突く攻撃光弾。コスモスとの戦いで使用。
ジャスティスリムーバー
左手から放つ、敵のバリアや呪縛からターゲットを解き放つ光線。コスモスのサスペンドショットで停止させられたグローカーボーンを再起動させた。
ジャスティスアビリティ
相手に自分のエネルギーを分け与える。コスモスを回復させた。
ジャスティスパンチ
超必殺の「ゴッドパンチ」をはじめとする、多彩なパンチ技。
ジャスティスチョップ
超必殺の「リーディムチョップ」をはじめとする、多彩なチョップ技。
ジャスティスキック
超必殺の「セントラルキック」をはじめとする、多彩なキック技。
ジャスティスホイッパー
敵の体や腕をつかんで持ち上げ、投げ飛ばす技。
コンビネイト・アタック
コスモス・エクリプスモードとの連携技。コスモスがジャスティスの両手を掴んで振り回し、敵目掛けて投げつける。投げられたジャスティスはそのまま回転しながら敵の周囲を飛び回って連続で体当たりする。サンドロスにダメージを与えた。
ジャスティスプロテクト(本編未使用)
体内から発するエネルギーで壁を作り、敵の攻撃を防ぐ。
ジャスティスフィックス(本編未使用)
重力のある空間でも空中停止できる能力。
ジャスティスシースルー(本編未使用)
障害物の向こう側を透視する。
ジャスティスヒアリング(本編未使用)
遠くの小さな音でも聞き分けられる。
ジャスティスムーブ(本編未使用)
気(ウルトラ念力)を駆使した瞬間移動。
ジャスティスリービング(本編未使用)
飛行能力を持った敵等を空中停止させる光線。
ジャスティスマニフェスト(本編未使用)
透明な敵や、幻影を見せる敵を実体化させる光線。
ジャスティスキネシス(本編未使用)
気(ウルトラ念力)を駆使して、物体を空中移動させる。
ジャスティスカッター(本編未使用)
狙った相手は必ずしとめる、正確無比の光の刃。
電撃
ジュリの能力。相手を掴んで電流を流す。自分に絡んできたチンピラ達に使用。

クラッシャーモード 編集

スタンダードモードを上回る絶大なパワーを持つ、超戦闘モード。ジャスティスが真の正義を貫くときに発現すると言われる。

  • 飛行速度:マッハ15
  • 走行速度:マッハ4.5
  • 水中速度:マッハ3
  • 潜地速度:マッハ3.5
  • ジャンプ力:1800メートル
  • 握力:12万トン(人間換算で120キロ)

必殺技 編集

ダグリューム光線
驚異的威力を誇る超エネルギー光線。かなりのエネルギーを消費するため、多用すると命取りになる。グローカールークを倒した。ギガエンドラには効かなかった。
クロスパーフェクション
ウルトラマンコスモス フューチャーモードの必殺光線と自身の必殺光線を収束させて放つ、無敵の連係技で、強力なエネルギー波によって敵を蒸散させる。硬い外装を持つグローカービショップを一撃で倒した。

その他の能力 編集

バトレックショット
拳に気を集めて放つ熱線。連続発射できる。グローカービショップにダメージを与えた。
ダブルローリングアタック
コスモス・フューチャーモードとの連携技。コスモスとジャスティスが同時にジャンプし、空中で並んで回転しながら、敵の頭上に垂直急降下キックを食らわす。グローカービショップに大ダメージを与えた。
クラッシャーブローム
鋼鉄も引き裂く、渾身パワーの結集。グローカールークにダメージを与えた。
ジャスティスホイッパー
敵の体や腕をつかんで持ち上げ、投げ飛ばす技。スタンダードモードが持つ同名の技より強力で、グローカービショップの巨体を放り投げダメージを与えた。
クラッシャーハイキック
巨漢も軽々と吹き飛ばす、最強のキック技。

登場メカニック 編集

テックスピナーKS-1
全長:33m 全幅:30m 最高速度:秒速3000km(大気圏内) 1000万km(宇宙空間) 乗員:3名
宇宙開発センター所属のテックスピナー1号の改造機で、テクノプラズマSⅡエンジンを装備している為、単独で大気圏離脱が可能な超高性能宇宙船。テックブースター以上の高速性能を発揮し、エクセスビーム・ブライトレーザーZを装備している。
トロイAS
全長:30m 最高速度:マッハ6 乗員:3名
キドが製作したトロイトータルの改良機。かつてSRC で使用されていた物と異なり、パープルのカラーリングとなっている。武装は冷却ミサイルとレーザー砲である。トロイBSと共同戦線をはる。
トロイBS
全長:11m 最高速度:マッハ4 乗員:3名
同じくトロイトータルの改良機。運動性能が以前の物より高くなり、レーザー砲で武装している。本作では合体形態は登場していない。
マリンダイバー
全長:22m 最高速度:時速680km(水上) 時速320km(水中) 乗員:5名
シーダイバーの改良機。より広範囲での水中活動を可能にした潜水艇で、マニピュレーターの精度や、2万5千mまでに最大潜水深度がアップしている。
K2電波シールドメインパラボラ
地球を覆うシールドの発生装置で、新北九州空港建設地の全長2・5kmの人工島に設置された。ギャシー星人・ジーンの協力で見事起動する。

登場怪獣 編集

ネイチュア宇宙人 ギャシー星人 編集

  • ジーン
    • 身長:172センチメートル
    • 体重:60キログラム
  • シャウ
    • 身長:157センチメートル
    • 体重:40キログラム

スコーピスによって母星を滅ぼされ、サイパン近海に移住していた異星人。ジーンをリーダーに、ブルーエリアと呼ばれる空間で母星を甦らせるための研究をしていた。水中では人魚のような姿になる。

海底怪獣 レイジャ 編集

  • レイジャ
    • 全長:72メートル
    • 体重:4万トン
  • レイジャJ/S
    • 身長:53メートル
    • 体重:5万9千トン

サイパン近海に生息する怪獣。「K2電波」という特殊な電波でコミュニケーションを取る習性がある。普段はエイのような姿だが、ギャシー星人と合体する事で二足歩行型になる。ジーンと合体したものはレイジャJ、シャウと合体したものはレイジャSと呼ばれる。空中での高い機動力と口から吐く波動弾オーシャライザーでスコーピス相手に善戦するが、数の力には敵わなかった。

怪獣兵器 スコーピス 編集

  • 身長:54メートル
  • 体重:6万1千トン

サンドロスによって生み出された生物兵器。不気味な甲虫のような姿をしており、性格は至って凶暴で残酷。宇宙を長距離移動したり空中戦闘を行う時は、高速飛行形態に変形する。主な武器は口からの腐食光線ポイゾニクトと頭部からの光弾フラジレッドボム、鋭い鉤爪と長い尻尾。戦闘力は1体ではムサシと一体化していないコスモスにも軽くあしらわれる程度で、一体化してエクリプスモードになったコスモスには全く敵わなかった。

劇中では惑星ジュランのパラスタンを倒し、ジュランを死の星に変えてしまった。一体目がジュランにてスペースコロナモードのコスモスと戦い、オーバーループ光線に倒れる。二体目はK2電波を探知して地球に飛来し、サイパンでチームSEAやレイジャSと交戦後、サンドロスに地球にギャシー星人が逃げ延びていることを知らせるために逃走した。

後に大群が地球に来襲し、最初は地球人とギャシー星人が共同で作ったK2電波シールドに侵入を阻まれるも、特攻でバリアを破り生き残った何体かが地球で破壊活動を行い、北九州メディアドーム小倉城小倉駅など北九州市に壊滅的な被害を与えた。コスモス・エクリプスモードによって多数が倒され、生き残りの2匹が逃走するが、地球に飛来したサンドロスによって粛清され、全滅した。

異形生命体 サンドロス 編集

  • 身長:67メートル
  • 体重:8万5千トン

スコーピスを操り、ギャシー星をはじめ多くの惑星を滅ぼした邪悪な生命体。柱のような身体に花のような腕、長い顔に4つに割ける口という異形の姿を持つ。手からコスモスをも吹き飛ばし拘束する念動波ハードキネシス、口から強力な火炎弾ギガレントラッシュを撃ち、三本の角から黒煙を吐いて周囲を闇に染め、両腕を鋭利な剣のブラックローベルに変えて戦う。強い者が弱い者全てを滅ぼし、支配する権利があると語るが、かつては地球人とよく似た思考の生命体だったらしい。

圧倒的な力でコスモスを追い詰めるも、ウルトラマンジャスティスが加勢に入り、最後は攻撃の瞬間を見破られてコズミューム光線、ビクトリューム光線の同時撃ちに敗れ去った。

次作『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』では、かつてデラシオンから将来において危険な存在になるとしてリセットされかけられ、ジャスティスによって猶予を与えられていたが、結局サンドロスが宇宙の秩序を乱す存在となってしまったという過去が語られており、そのことがジャスティスに自責の念を抱かせ、同作で地球人類に対して厳しい姿勢に出た原因とされている。

前作からの登場 編集

スタッフ 編集

キャスト 編集

主題歌 編集

『ウルトラマンコスモス~君にできるなにか』(歌:Project DMM

関連項目 編集

Smallwikipedialogo このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANETにあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。
特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC-BY-SA ライセンスの下で利用可能です。