ウルトラマン Wiki
ウルトラマン Wiki
Advertisement
ウルトラシリーズ > ウルトラマンタロウ > ウルトラウーマンマリー

ウルトラの母(ウルトラのはは、本名:ウルトラウーマンマリー、英表記:Mother of Ultra)は、円谷プロ制作の特撮テレビドラマシリーズ「ウルトラシリーズ」の作品に登場する、架空のキャラクター。

1973年放映の『ウルトラマンタロウ』第1話「ウルトラの母は太陽のように」で初登場[1]

概要[]

M78星雲光の国の銀十字軍[2]の隊長職にあり、普段はウルトラクリニック78で働く。

ウルトラ戦士たちの救護や看護活動が主任務で、戦闘を行うことは殆ど無いが、戦闘力は低くない。

子守唄は宇宙一上手いとされている。ウルトラマンタロウの実母であることが良く知られているが、他のウルトラ兄弟とは血縁関係は無いとはいえ、ウルトラの父同様に大きな愛で彼らを優しく見守ることから、実の母親のように慕われ、「母」と呼ばれている。なお、ウルトラセブンの母とは姉妹関係にあるという設定もある[3]

本名は「ウルトラウーマンマリー[4]であることが、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で明かされた。また、ウルトラマンAは孤児で、ウルトラの母に引き取られていたという設定もある。

初登場した『ウルトラマンタロウ』では、東光太郎の亡き実母と瓜二つの、通称「緑のおばさん」の姿になることもあった。未来を見通す能力を備えており[5]、自身が東光太郎にウルトラマンタロウの命を授けて地球の守りに就かせることを知っていた。タロウ=光太郎の活躍を常に見守り、最終回となる第53話では、ウルトラマンとしてではなく、一人の人間として生きていくという彼の決意を笑顔で容認した。

後のテレビシリーズでは、光の国とは無関係の世界観を採用したこともあって長らく登場の機会がなかった。しかし、昭和ウルトラマンシリーズと世界観を共有する2006年の『ウルトラマンメビウス』において、ボガールへの復讐のためにメビウスと敵対しつつも、最終的には共闘して命を落としたハンターナイト ツルギを、本来の姿であるウルトラマンヒカリとして甦らせるために光の国で彼をアーブギアから解放している[6]

登場作品[]

テレビシリーズ[]

  1. ウルトラマンタロウ』(1973年)- 第1~3話、第19・20話、第24話、第53話
  2. ウルトラマンレオ』(1974年)- 第39話
  3. ウルトラマンメビウス』(2006年)- 第10・11話、第27話、第29話、OP

劇場版・オリジナルビデオなど[]

  1. ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』(1979年
  2. ウルトラマン怪獣大決戦』(1979年)
  3. ウルトラマン物語』(1984年
  4. みんなあげちゃう』(1985年) - イメージ像として登場、金子修介監督作品。
  5. 新世紀ウルトラマン伝説』(2002年
  6. 新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』(2003年
  7. ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ』SAGA3(2006年
  8. 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009年
  9. ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(2010年

人間体[]

声の出演[]

  • ペギー葉山(『ウルトラマンタロウ』)
  • 上坂タエ子(『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』)
  • 池田昌子(『ウルトラマン物語』、『ウルトラマンメビウス』)
  • 長谷川理恵(『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』)

データ[]

  • 身長:40メートル
  • 体重:3万2千トン
  • 年齢:14万歳
  • 飛行速度:マッハ10
  • 走行速度:時速600キロメートル
  • 水中速度:120ノット
  • ジャンプ力:350メートル
マザーレッド
頭の小さなトゲ。夫・ウルトラの父[7]と連絡を取ったり、子供達(ウルトラ兄弟)の危険を知ることができる。
銀十字勲章
耳にあるおさげ状の部分が勲章。多くのウルトラ族を救った功績で授与された。勲章を外した状態のスチールも存在する。
マザーブルー
左腕にはめている青いブレスレット

技・能力[]

マザー光線
マザーブルーのエネルギーを右腕に移して発射する瞬間治療光線。『ウルトラマンタロウ』第3話と第19話でタロウに、映画『新世紀ウルトラマン伝説』ではウルトラマンゼアスウルトラマンナイスに使った。
マザーシャワー
再生エネルギーの雨を降らせて死者を蘇らせる技。『ウルトラマンタロウ』第19話でバードンに倒されたタロウに使用。『ウルトラマンメビウス』第11話でハンターナイト ツルギを甦らせる際にも良く似た技を使っている。
マザー破壊光線
右腕から発射する破壊光線。タロウのストリウム光線に負けない威力を持つ。『ウルトラマンタロウ』第3話でストリウム光線との同時発射でライブキングを倒した。
パワービーム
映画『ウルトラマン物語』でタロウの角にエネルギーを集める特訓で使った光線。両手から放射する。
銀十字光線(本編未使用)
両手から放射し、子供の傷をたちまち治すとされている。
マミィ光線(本編未使用)
胸から発射する光線で、子供を育てるとされている。
リライブ光線(本編未使用)
死んだ生物を甦らせる。
ウルトラスラップ(本編未使用)
大怪獣バトルRR』でのオリジナル必殺技。相手に向かって強烈な往復ビンタを浴びせる。
マザーパンチ
素早く繰り出すパンチ。光の国の「プラズマスパーク・エネルギーコア」の強奪を企んだウルトラマンベリアルに繰り出したが受け止められてしまった。
マザーキック
強烈なキック複数のバリエーションがあり、ウルトラマンベリアル戦では、頭めがけて左足から放ったハイキックや大きく振り上げた回し蹴りを繰り出しているものの、さしたるダメージは与えられなかった。
ダブルリフティング
瞬間的に超怪力を引き出す「ウルトラパワー」をタロウとともに発揮し、怪獣を持ち上げる技。わずかな肉片から再生するライブキングを宇宙空間で撃破するため、地球から運び出す際に披露した。

テーマ曲[]

ウルトラの父にはテーマ曲は無いが、ウルトラの母には以下の2つのテーマ曲が存在する。

「ウルトラの母のバラード」
  • 作詞:田口成光 / 作曲・編曲:冬木透 / 歌:藤田淑子
『ウルトラマンタロウ』で使用。ペギー葉山によるカバーもキングレコードから発売されている。
母の祈り
  • 作詞・作曲:KATSUMI / 編曲:山本健司 / 歌:ダ・カーポ
『ウルトラマンメビウス』で作られたが劇中未使用。アルバム「ウルトラマンメビウス ソング・コレクション」に収録されている。

脚注[]

  1. 第1・2話では着ぐるみが未完成で、急遽ウルトラマンの着ぐるみを改造して黒塗りした物が用意され、太陽を背にしたシルエットとしての登場となった。このシルエット映像の出来がイメージ場面として秀逸だったため、着ぐるみが登場した第3話以降でも度々バンクとして使われている。
  2. ウルトラ戦士で治癒の力を持つ特殊な部隊である。ただし、身体的機能の完全回復までは出来ないようで、ウルトラの父の腹部の傷が完治していなかったり、『ウルトラマンレオ』当時のセブンの過労が原因によるダメージのための変身不能状態が後遺症として残ったりしている。
  3. 書籍によってはセブンの母はすでに故人ということになっている。
  4. 「ウルトラウーマン」まで含めた名称は「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 超全集」(小学館)の記載より。
  5. 「円谷ステーション」の公式プロフィールより。
  6. 2002年の『新世紀ウルトラマン伝説』でも、テンクウマとの戦いで負傷したゼアスとナイスを治療する活躍を見せている。
  7. 初登場当時、各種書籍では“エンペラ星人率いる怪獣軍団と光の国で繰り広げられた戦争の際、負傷したウルトラの父(当時はまだ大隊長ではなかった)の看護を担当し、それがキッカケで恋愛関係になり結婚した”という馴れ初めが語られている。

関連項目[]

  • ウルトラマンケン
  • みんなあげちゃう - 実写映画にゲスト出演。金子修介のコメントによると、出演料とは別に著作権使用料として1秒あたり数万円取られたことが語られている。


Smallwikipedialogo このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はウルトラの母にあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。
Advertisement