アーストロンは、円谷プロが製作したテレビ番組『帰ってきたウルトラマン』、『レッドマン』、『ザ☆ウルトラマン』、『ウルトラマンメビウス』、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場する架空の怪獣。凶暴怪獣の別名を持つ。
『帰ってきたウルトラマン』の「天変地異や公害で怪獣たちが目覚め出した」という設定を踏まえ、“earth”に怪獣らしい語尾がついて命名された(企画段階では「ストロンガ」という最強怪獣が設定されており、その名が変じたとも思われる)。体表が青くごつごつした肌を持ち、頭頂部に一本の角が生えている。
造形は安丸信行。(意図的かどうか分からないがゴジラに角をつけてやや痩せたような姿をしている。安丸信行は後にゴジラを手がけている)
『帰ってきたウルトラマン』に登場したアーストロン[]
第1話「怪獣総進撃」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:2万5,000トン
- 能力:怪力と口からの熱線
朝霧山にその姿を現し、その口から吐き出す熱線で山麓の村を焼き払った。異変を察知して現れた新マンと格闘になったが、不利と見るや逃走を試みるものの、弱点の角がある頭部にスペシウム光線を受け、絶命。そのまま、火口へと転落し噴火に巻き込まれた。ゴーストロンという兄弟怪獣もおり、こちらも新マンと戦っている。
着ぐるみには撮影当初は胸から腹にかけて装飾があったが、力強さを出すため廃された。
『レッドマン』に登場したアーストロン[]
第3話、5話、52話、55話に登場。なお、この時使われたスーツはアトラクション用。
『ザ☆ウルトラマン』に登場したアーストロン[]
第27話「怪獣島浮上!!」に登場。
怪獣墓場から甦り、兄弟怪獣のゴーストロンやレッドキングらとの競演を果たす。武器は『帰ってきたウルトラマン』に登場した時と同じである。当初はゴーストロンと共に出現しゴキネズラと戦うが、あろう事か弟ゴーストロンに腕を齧られてしまう。その後、単体で科学警備隊を破壊しにいく途中でジョーニアスと戦った。プラニウム光線も受け付けず、格闘戦でジョーニアスを苦しめる。最後はマルメ隊員の砲撃で倒された。
『ウルトラマンメビウス』に登場したアーストロン[]
第20話「総監の伝言」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:2万5,000トン
ドキュメントMATに同種族出現の記録が残る怪獣。硬い皮膚と頑丈な骨格を持ち、頭の角と口から吐くマグマ光線で戦う。GUYS対怪獣研究所のハーメルンプロジェクトの実験中に出現。研究所の音響放射装置の誘導音波を共鳴支配したケルビムに操られ、ケルビムと共にメビウスと戦う(というよりは無理やり戦わされている様な動きをしていた)。サコミズ隊長操縦のガンブースターに音響放射装置を破壊された事で洗脳が解けた後はケルビムに反撃するが、最後はメビウスブレイブのメビュームナイトブレードで切り倒された。
- 『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したアーストロン
- テレビマガジン版
- キング星でレッドキング、バキシム、サラマンドラと共にウルトラマンキングを襲おうとしていたが、そこにウルトラ兄弟が駆けつけ、ウルトラマンのウルトラスラッシュで倒された。
- DXウルトラコクピット版
- 怪獣墓場で眠っていたが、アークボガールによって目覚めさせられGUYSに襲い掛かる。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したアーストロン[]
第8話「水中の王者」、第11話「ウルトラマン」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:2万5,000トン
湖の畔でケルビムと対決。死んだフリをしてケルビムを油断させ、その隙を突いてケルビムに勝利。勝ち誇っていたところをエレキングによって湖に引きずり込まれ、そのままエレキングとの水中戦に。最後はエレキングの尻尾の放電攻撃によって倒された。
第11話では、カレンの回想シーンで、廃墟でレッドキングと戦った。出現した場所が第8話の個体と違うが、別個体かどうか不明。
- 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス』で使用された物の流用。
関連項目[]
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